新型コロナのせいで共同浴場巡りは中断中
当てもなく草津に来たが、駐車場で調べるとわたの湯源泉の貸切風呂をやっている旅館を発見


草津温泉で一番賑やかな西の河原通りに面した綺麗な旅館。土産物屋も営んでいるようだ

旅館の玄関を進む
アン「お風呂をお願いします」
女将「1時間二千円になります」
薄い財布が脳裏に浮かぶ。昼ごはんはコンビニでおにぎりだぞアンプ

女将「生憎わたの湯の方は先客様が入られてまして」
アン「では待たせていただきます」


(廊下ピカピカでんな)
貸切風呂は二つ
奥がわたの湯源泉、手前が湯畑源泉
到着した時はわたの湯源泉の方は先客がいた。二千円払うのだから当然わたの湯が空くのを待つでしょう

暫くして新たにカップルの客が来た
ウフウフいいながら湯畑源泉の方に入っていく
君たちはお湯などなんでもいいのだろう、ケッ

待つこと15分、先客が退出された
私の番だと勇躍立ち上がるが、今しばらく待たれよ。清掃すると言われる。流石二千円(しつこい)


脱衣所も手入れが行き届いていて、一滴の水滴も落ちていない


浴室
奥にシャワーがあり、あちらで体を洗うようだ


ささ濁りのわたの湯
アン「わたの湯ちゃんお久しぶり、お変わりありませんか?」
わた「ええ、アンプさんこそお変わりない?東北の温泉を沢山回っていると聞いてるわよ。私のこと忘れたんじゃないかって寂しかったんだから!」
温泉ネットワーク、きっと地下の水脈を通じて情報をやり取りしているのだろう。きっとおしゃべりな高湯温泉ちゃんあたりから噂を聞いたのか
(あまりこういうことを書くと本気で心配してくれる人がいるからこのへんでやめておきます)


さあ、いざ入らん
草津温泉の中で最もマイルドな湯ざわりとの評があるわたの湯。確かにスベスベ
しかし素情は強酸性のストロング温泉、下手に顔を洗うと目が滲みますよ
湯温は43度。入れ違いになった先客の男性が「結構熱かったです」と言ってたから、普通の人にとっては43度もあつ湯のうちに入るのだろう


二人サイズの浴槽にこれだけかけ流してくれれば贅沢気分
今回は尻も痛くないので、ひたすら浸かっていた

さて、湯から上がり女将さんと話す
アン「わたの湯いいですよね、毎日この湯に入れるなんて羨ましいです」
女将「実はですね、言っていいのかしら、私草津の温泉に入ったことないんです」


え?
「で、時々旅行とかに行くと、他の温泉には入るんですよ」

こんな贅沢な話があるだろうか
次はここの子に生まれたい

旅館するがや
群馬県吾妻郡草津町草津507-1
0279-88-2217
2,000円(二名利用時3,000円)
11:00〜14:00

わたの湯源泉
酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)
(低張性・酸性・高温泉)
成分総計1.86g/1kg
pH2.1
泉温50.2℃
無色透明、白色浮遊物、硫化水素臭あり
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン56.3mg
カリウムイオン27.5mg
マグネシウムイオン34.4mg
カルシウムイオン76.7mg
鉄(Ⅱ)イオン16.5mg
アルミニウムイオン44.5mg
水素イオン8.91mg
塩化物イオン299mg
硫酸イオン699mg
硫酸水素イオン201mg
遊離二酸化炭素167mg
遊離硫化水素10.5mg

西の河原通り沿い。車は草津温泉の公共駐車場へ