中山平の温泉は、東側のR47沿いと、西側の奥まった集落のところと二つに分かれている
あすか旅館は西側の集落にある
うなぎ湯と称されるぬるぬるの湯は東側で、あすか旅館がある西側はアル単だそう
道中「飲める温泉」との看板が目立つ
私が訪れた時も水を汲みにきている人がいた
おじさんに話を伺う
なんでも汲んでから3ヶ月は使えるんだとのこと。焼酎をこれで割ると美味いんだよと目を細めるおじさん。わははめちゃ美味しそうです。コマーシャル出れますよ
さて、まずは内湯へ
大小二つの湯船がある
大きい方は木製で、10人は入れる大きさ
湯は熱め、43℃といったところか
湯の感触はアルカリ性らしくそれなりにすべすべ
匂いはかすかに石膏臭、ふうん
小さい方は石造り。2人でいっぱいか
この湯がめっぽう熱い、かけ湯で戦意喪失したのは久しぶりだ
後から宿の人に尋ねると48℃とのこと。かき混ぜなかったのもあるがもっと熱かったぞ
スネは消耗品、今日はあちこち回るのでここは大事をとって浸からずに出た

いや良い湯でしたと宿の人に声をかける
宿「さっきうちの宿に泊まってた人にあんたの車の話をしたら、ああ鳴子の温泉回ってる人だよ、あの車よく見るよと言ってたよ」
a「そうでしょう、転勤して既に5回来てますから」
宿「ところで露天風呂に入って行かないかい?」
a「え?露天風呂?」
宿「うちの自慢は露天風呂だよ」
事前の勉強不足、なんと露天風呂があるらしい。しかもかなり自信ありげではないか
一旦宿から外に出て、脇の小屋から入る

こ、これは
さっと涼しい風が火照った私のフリーダムな体を撫でる
ごめんなさい満点です
40℃くらいのぬる湯、これは気持ちいい
「湯ちゃンよ、君はこの集落の箱入りお湯なンだね」
「そしてこの庭も君を引き立たせるためにあるンだね」
湯は微笑んでいるように風に漣を立てた

あすか旅館
宮城県大崎市鳴子温泉星沼68-1
0229-87-2131
600円
8:30〜16:00

アルカリ性単純温泉
(低張性・アルカリ性・高温泉)
成分総量0.2749g/1kg
pH8.5
泉温78.4℃

R47から一本入る。道は荒れ気味なので車高低い車は注意(特に踏切は斜め進入推奨)
駐車場は10台ほど