嗚呼炭酸泉の方に入りたい
羽束川沿いにひっそりと佇む籠坊温泉へ炭酸泉で、昔はここの湯から炭酸を捕集して三ツ矢サイダーを作っていたという面白い歴史を持つ
わんわーん
「温泉地としては死を迎えているのかも知れません」と、ネットで誰かが書いていた通り、廃墟が多い
(ただ、民宿湯の壺というところはボタン鍋が人気で、この時期予約が取れないほどだそうだが)
事前に調べておいたとおり、浪花館へ
この橋を渡るのです
温泉名は源平湯
その名の通り平家の落武者が見つけたという開湯伝説
風呂は内湯が一つ
湧出量0.3ℓ/分なので当然循環
薄濁りの湯は、これだけ濁っているのに成分はどれも規定量に達せず療養泉としての泉質名はない
籠坊2号源泉というのだが、かの有名な炭酸も規定量入っていないとは
柚子を大量に浮かべていたので、匂いはなかなか良いが、湯は鈍った感じがするし、次はないな
さて、浪花館を後にして三ツ矢サイダーの工場跡地へ
この建物がそう酸欠にならないよう換気は良い
だいぶ土が溜まってるが、まだまだ現役
ぶくぶくとあちこちから細かい泡が立っている
手を入れるととても冷たい
これは加温すると炭酸が飛ぶし、温泉に使うには難しいのだろうな
建物の外にも炭酸水が
思わず手をかざす
泡付きはそれ程ない(笑)
最後に川に下りて有名な三角形の湯船へ
堆積していた土はある程度取り除かれていたが、肝心の湯は張られておらず、入浴ならず
立地的に人目にそうそう触れないので、湯(水)さえ張られていれば入浴は可能
ただし心臓が止まるほど冷たいので、夏場にアブを払いながらになるか
籠坊温泉浪花館
兵庫県丹波篠山市後川新田71
0795-56-3148
1,000円
療養泉としての泉質名なし
(低張性・弱酸性・冷鉱泉)
成分総量0.993g/1kg
pH6.16
泉温8.1℃
湧出量0.3ℓ/分
道は国道173号から県道601へ
ここが離合困難な箇所多くて注意
浪花館の駐車場はシャコタン殺しの段差があるので車高低いクルマは気をつけてください