大阪北部の能勢には個性的な湯が幾つかある
ハード湯巡りで悪化した腰痛
毒は毒をもって制すと言わんばかりに本日も温泉
向かったのは
汐の湯温泉
R173沿いにあるのに、今まで素通りしてた
雰囲気よろしいどすな
湯銭1000円を払い中へ
廊下に入るとイノシシがお迎え
ボタン鍋が名物
風呂は1階と2階にあり、週ごとに男女入れ替えを行なっているそう
但し厳密にローテしてるわけでなく、大きな宴会が入ると男女の入れ替えがずれるときもあるとのこと
実は目当ての源泉風呂は2階にしかないので、絶対源泉風呂使いたい!って人は事前に電話で確認すべきでしょう
日頃の行いが良いので、本日は2階が男風呂
廊下。ガラスが雰囲気いいね談話室と階段がある
(写真はネットより)
浴室はすごい湯気
一番奥の小さな褐色の湯が張られているのが目当ての源泉槽、その隣が真湯、その隣、一番大きな褐色の湯が張られているのが加温槽一番右は真湯のジェットバス
加温槽の湯は濾過されているのか、湯の花はそれほどないし匂いも薄め
こっちはプンプン金気臭&レンガを細かく砕いたような赤い湯の花がいっぱい!
しかし泉温は18℃
夏は気持ちいいけれど、この時期はかなり気合と体力がいる
一緒になった地元の先輩に作法を教えて頂く
①まずは加温槽でゆでダコになるまで温まる
②そして源泉槽にエイヤッ!と入る
③この際直ちに肩まで浸かることなく、まずは足で源泉を攪拌し、湯の花を隅々まで舞わせる
④そして肩まで静かに浸かる。動かない
ほうほう、これは何を隠そう山空海温泉と同じスタイル
実はこの先輩、山空海温泉の常連なのだが、三連休で向こうが大混雑してるため、こっちに来たのだという
確かに山空海は500円、こっちは1000円
そこで山空海のお話を伺う
なんでも5年ほど前までは医師夫婦があの風呂を所有しており、自分の患者さんだけ療養目的で入れてたこと。阪神淡路大震災で入浴できなくなった被災者のために門戸を開いたこと。5年前、高齢で営業をやめようとしたところ、今の主人が受け継いだこと
ん?この話は私が定年後思い描いてる再就職プランではないか!
都合4回の交互浴でぐったり
腰?腰も良くなったっぽいぞ!
汐の湯温泉
大阪府豊能郡能勢町森上317
0727-34-0021
含二酸化炭素-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉
(低張性・弱酸性・冷鉱泉)
成分総量1.38g/1kg
pH5.9
泉温18.4℃
湧出量40ℓ/分(自噴)
山空海温泉についても書こう
写真右、川の右岸に並ぶバラックのような建物が山空海温泉
なお、写真は撮っていないが府道から駐車場に入る道は短いながらもシャコタン殺しの急勾配なのでご注意を
(写真は伊豆の昭吉の湯にあったノートから)
脱衣スペースは簡素
ロッカーの鍵はついてたりついてなかったり
さて、浴場は3つの浴槽からなる①加温槽(あつ湯)
②源泉槽(20度くらいの冷鉱泉)
③加温槽(ぬる湯)
(写真が加温槽、左側が①のあつ湯、右側が②のぬる湯)
ここも交互浴
まず①で体を温めてから、③の源泉槽へ気合いもろともえいやっ!と入り、我慢の限界がきたら②で体を温めなおす
特に③は写真がないのだが、昔の家庭にあったようなステンレスの小さな浴槽で、これに浸かりながらホースから出てる源泉をぐびぐび飲むのが流儀
しかし湯が良いこと、交互浴は必然的に長湯になることから、週末などは阿鼻叫喚の混雑になることもしばしばなので、できれば早い時間もしくは平日に行くのが吉
山空海温泉
大阪府豊能郡能勢町下田尻801
090-7887-0995
成分表なし