社交ダンスにおいて、「他の人を避けて踊る練習」は、とても重要です。
なぜでしょうか?
自分が進みたい方向の一点だけを見て踊る人と、
視線をぼかしながら、広い視野で踊る人では、
眼球の周りの筋肉の緊張具合が変わるので、
根本的な「フットワーク」に対する考え方が変わってきます。
もう一つ、
スピンターンのオーバーターンで、
回転の間している間に、周囲を見て、フロアーの何処が空いてるか、判断できる人と
周囲を見ないで「オレ様は回転するんだ」という意識だけで、回転している人では
当然ながら、踊り方に差が出ます。
競技選手にもいますよね。
人がいようがいまいが、フルアクセルで、ノーブレーキで、
カチンカチンのホールドで、床を蹴っ飛ばして、突っ込んでくるカップル。
「野生のたくましさ」というか、荒々しさというか、痛々しさというか、
「アフリカン・ダンス」というか....
イノシシのように、ひたすら他のカップルに向けて、「突進」してくるやつ。
厄介なのは、先生が、そういう教え方をしてるってこと。
周囲のことを考えたら、姿勢が崩れるから、自分のことだけ考えなさい。
っていう指導をしているってこと。
ダンスを踊るときの視野が狭くなると、人間生活における視野も狭くなる。
社交ダンスを教える「先生」には、そういう人が多い気がします。
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頻繁に眼球の移動を行いながら、広範囲を見渡す人と、
常に一点だけを見て、踊る人では、なにが違うか?
まず「足の裏の使い方」が違ってきます。
そいて、「腕の使い方」が違ってきます。
「ボディの柔らかさ」が違ってきます。
「他の人を避ける練習」の重要性。
眼球周りの筋肉を「やわらかくする」ことで、
ボディ全体を使って踊れるようにすることにあります。
一点集中では無く、広い視野で周囲をみる習慣をつけましょう
ってこと。
それが「他人を避ける練習」の真意。
常に周囲を見て踊れば、他の人を避けることができるようになるし
他の人を避ける練習をすれば、常に周囲を見て踊れるようになる。
それによって「足の裏を使うことが出来て、ボディが柔らかくなる」
なぜか知らんけど、それを否定する先生がたくさんいます。
周囲を見ないで、カラダを固めて踊らせることの「美学」。
根本的に、なにかが違っているような気がします。