昨日(21日)から23日までの3日間、お馴染みの〈池之端しのぶ亭〉にて【三遊亭王楽改メ七代目三遊亭円楽 襲名披露興行】です。
初日の番組は…
三遊亭愛二郎、立川龍志、柳家小満ん
〈仲入り〉
口上、三遊亭好楽、三遊亭円楽
…でした☆
開口一番の愛二郎『新聞記事』と来て、龍志師匠『家見舞』。
高座から下りてこられた龍志師匠に「どなたから教わったんですか?」と問えば、先代の柳亭小燕枝師匠…つまり、今の柳家さん遊師匠だそうな☆
続く小満ん師匠は『宮戸川』。
噺に入った途端、龍志師匠が「オレも教わった」と仰り、また、私は小朝師匠から教わりましたが、小朝師匠は小満ん師匠から教わっており、もっと云うと、それこそウチの師匠の十八番ネタでござんした。
今でこそポピュラーな噺ですが、以前からルーツが気になっていた噺なので、下りてこられた小満ん師匠に訊ねてみると、先代馬の助師匠からなんですって!
若き日の小満ん師匠が演っていたら、師匠である黒門町こと八代目桂文楽が…
「私も演りたいとは思ってたんです!でも私には『明烏』がありますから!」
…って仰ったんですと☆何と素晴らしきエピソード(泣)。
コホン…
番組に戻りまして、休憩後は口上。
龍志師匠は、六代目円楽師匠と同期の師匠。
六代目との思い出は、若き日の楽太郎師匠が龍志師匠のウチに夜中来て、とろろご飯を山ほど食べてった事と「どっちが、先輩か?後輩か?」で揉めた事の2つだと云う事実に、大爆笑♪
小満ん師匠からは〈稽古照今〉と云うお言葉の記された手拭いを頂きまして…
それは「古(いにしえ)を稽(かんが)え、今に照らす」と云う意味だそうな…肝に銘じます!
手締めは小満ん師匠で、先月の両国では「遣(や)り声で以てひとつ…」と、木遣りを聴かせてからのものだったので、その締めかと思いきや、今回は〈廓(くるわ)締め〉と云うものでした!
どういうものかと云うとォ…
「チョチョチョン、チョチョチョン、チョチョチョン、チョン」
と来てから…
「チョン、チョン、チョン、チョン、チョン、チョン、チョン」
…と云うもの☆
…わかります?
わからないのも無理はありません。レクチャーされたてのお客様、1回目の時、とんでもなく合いませんでしたから(笑)。
その直後、ニヤっと照れ笑いをしながら「…もう1回やろうか?」と仰った時の小満ん師匠のお顔、最高にチャーミングでした♪
口上後、パパ『伽羅の下駄』、トリの私『宿屋の富』で、めでたくお開き。
御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます!
ところで…
龍志師匠からも、楽屋で家元とのエピソードを沢山聴かせて頂いたんですが、それはまた後日♪乞う御期待!
さて…本日、昼はラジオの収録で、夜はしのぶ亭です☆頑張りますヨ~♪