【映画見聞記vol.1163】 | 三遊亭王楽のぽよよんブログ

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先日、一門の兄弟子であり映画通の真楽師匠から…



「小路紘史監督の『辰巳』観て来ました。傑作です。

主演の遠藤、森田が素晴らしい!是非ご覧下さい。久々にしびれました!」



…と云うメールを頂きました。こりゃあ行かずばなるめェ!

てな訳で〈ユーロスペース〉にて『辰巳』を観ました☆

…ただ王ちゃんは、監督のお名前も知らず、読み方さえわかりませんでして(泣)。

どうやら〈小路紘史(しょうじひろし)〉と読むらしく、2016年の『ケンとカズ』でデビューし、注目された監督だそうな…不勉強な私をお許しください!(大泣)

さて、如何なもんでしょうか…

とんでもない作品があったもんだ。いや、マジ傑作。

『グロリア』『レオン』の系譜に連なる作品。観ればわかります。

心の準備が出来てないまま映画が始まり、そのまんま作品の中に放り込まれます。

登場人物の熱量ハンパなく、それぞれのキャストから発される電流がスクリーンを通してビリビリ来ました。

そして、真楽師匠が仰る通り「主演の遠藤、森田が素晴らしい!」…マジで素晴らしい!

遠藤雄弥さん演じるのが、静かに熱い辰巳。

森田想(こころ)さん演じるのが、かまびすしく熱い葵。

此のお二方のぶつかり合いが、文字通り「火花を散らす」のであります。

ぶつかり合った後には、レオンとマチルダと同様、心を通わせ始める場面が矢張りありました☆(←2人で車を直したり、葵が姉の思い出を語ったり)

図らずも、終映後に小路監督や主役の遠藤さん達のトークショーがありまして…

其処で聴いて驚愕したのは、竜二役の倉本朋幸さんが、普段は〈オーストラ・マコンドー〉と云う劇団の演出家で、役者さんぢゃないって事!よくあんなぶっ飛んだ役が出来たもんだ!!

好評な為、上映期間が延びた事にも納得♪

真楽師匠、教えてくださり有難うございます!皆さん、是非とも劇場で御覧ください☆