つい先程〈TOHOシネマズシャンテ〉にて『PERFECT DAYS』を観ました。
トイレの清掃員として働く平山の日常を映しているそうな。
平山を演じた役所広司さんが【第76回カンヌ国際映画祭】にて〈男優賞〉を受賞した作品☆
監督は、ドイツの名匠ヴィム・ベンダース。
さて、如何なもんでしょうか…
全体的に良いんですが、外国の監督が撮った時に生じる〈不自然な自然さ〉が、時折くすぐったく感じちゃいました。
例えば、隅田川沿いでの平山と友山(三浦友和)との場面とか、古本屋の店主の寸評だとか。母国語映画だから感じてしまうだけかも知れませんが。
でも、平山の住まいやルーティン、本やカセットが並べてあるくらいの簡素な部屋だとか、観ていて楽しかったです♪
現代で云うところの無駄(←大量のカセットテープや古本)に溢れていながら、それでいて無駄のない平山の部屋に憧れた人は多いのでは?
休日、コインランドリーへ行ったり、部屋を箒で掃除したりする場面(←畳の部屋は、濡れた新聞紙をちぎって撒いてから掃くといいのか!)には、きちんと映画の醍醐味がありました。
私の隣りに座ったおじさんから香る仁丹の匂いも〈PERFECT DAYS〉の一翼を担っていた気がした弥生の昼下がり☆