【映画見聞記vol.1095】 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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昨日は〈渋谷シネクイント〉にて『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』を観ました。

ジェームズ・グレイ監督が、ご自身の少年時代の実体験を基に撮った人間ドラマ。

さて、如何なもんでしょうか…

ぎゅうぎゅうに胸が締め付けられました。

小供の頃に誰しもが体験したであろう反抗心や後ろめたさ、罪の意識を炙り出され、また、自分が親になって、そちら側の苦労のみならず、自己嫌悪に陥るような嫌な部分までも炙り出されて…コレ観て胸が締め付けられない人、いないんでないかい?

終始締め付けられて、下手すれば悲鳴を上げかねなかったですもの。大袈裟に云えば。

主人公ポール(←演じたバンクス・レペタ君、可愛くて上手い!)とアンソニー・ホプキンス扮する祖父との場面に感動するのは当然ですが、必見はポールと父親との場面。

何故なら、父親が散々家庭に於いて嫌な部分(弱い部分)を見せてきてるから。

そんな側面を沢山見せられている為、車中でポールを静かに諭すのが効くのであります。

「ああ、色んな方の思いがあって育ててもらったんだなァ?ヨシ、しっかり頑張らなくっちゃ!」と思わずにいられない作品でした。

もっと沢山の人に観て頂きたいです。是非、劇場で!