昨日は〈渋谷シネクイント〉にて『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』を観ました。
ジェームズ・グレイ監督が、ご自身の少年時代の実体験を基に撮った人間ドラマ。
さて、如何なもんでしょうか…
ぎゅうぎゅうに胸が締め付けられました。
小供の頃に誰しもが体験したであろう反抗心や後ろめたさ、罪の意識を炙り出され、また、自分が親になって、そちら側の苦労のみならず、自己嫌悪に陥るような嫌な部分までも炙り出されて…コレ観て胸が締め付けられない人、いないんでないかい?
終始締め付けられて、下手すれば悲鳴を上げかねなかったですもの。大袈裟に云えば。
主人公ポール(←演じたバンクス・レペタ君、可愛くて上手い!)とアンソニー・ホプキンス扮する祖父との場面に感動するのは当然ですが、必見はポールと父親との場面。
何故なら、父親が散々家庭に於いて嫌な部分(弱い部分)を見せてきてるから。
そんな側面を沢山見せられている為、車中でポールを静かに諭すのが効くのであります。
「ああ、色んな方の思いがあって育ててもらったんだなァ?ヨシ、しっかり頑張らなくっちゃ!」と思わずにいられない作品でした。
もっと沢山の人に観て頂きたいです。是非、劇場で!