昨日は〈シネマカリテ〉にて『パラレル・マザーズ』を観ました。
大好きなスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作☆
同じ日に出産を迎えた2人の母親の物語だそうな。
主演は、アルモドバルのミューズ(←薬用石鹸だネ、まるで)であるペネロペ・クルス。
さて、如何なもんでしょうか…
赤ちゃん取り違えと云う骨格に、複雑な恋愛感情を絡ませたアルモドバルの横綱相撲。
祖先への畏敬の念を抱きながら、自分達の小供の未来へと繋がる規模の物語に、アルモドバルの度量の大きさを感じます。
ペネロペ・クルスの堂々とした美しさ変わらず、それに丁々発止で対するミレナ・スミットも凄かった。
舞台美術や衣装が相も変わらず美しく(←ペネロペ演じるジャニスの部屋!そして、ジャニスのファッション!)、お馴染みアルベルト・イグレシアスの荘重な音楽が厳かにストーリーを盛り上げております。
衰えを知らない美的感覚と演出とに驚かされますが、アルモドバルが御年73歳と知って更にびっくらこいた!
これからも成熟したドラマを撮ってください☆是非、劇場で♪