【映画見聞記vol.1060】 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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昨日は〈シネマカリテ〉にて『パラレル・マザーズ』を観ました。

大好きなスペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の最新作☆

同じ日に出産を迎えた2人の母親の物語だそうな。

主演は、アルモドバルのミューズ(←薬用石鹸だネ、まるで)であるペネロペ・クルス。

さて、如何なもんでしょうか…

赤ちゃん取り違えと云う骨格に、複雑な恋愛感情を絡ませたアルモドバルの横綱相撲。

祖先への畏敬の念を抱きながら、自分達の小供の未来へと繋がる規模の物語に、アルモドバルの度量の大きさを感じます。

ペネロペ・クルスの堂々とした美しさ変わらず、それに丁々発止で対するミレナ・スミットも凄かった。

舞台美術や衣装が相も変わらず美しく(←ペネロペ演じるジャニスの部屋!そして、ジャニスのファッション!)、お馴染みアルベルト・イグレシアスの荘重な音楽が厳かにストーリーを盛り上げております。

衰えを知らない美的感覚と演出とに驚かされますが、アルモドバルが御年73歳と知って更にびっくらこいた!

これからも成熟したドラマを撮ってください☆是非、劇場で♪