
中国で実際に起きたカンニング事件をモチーフにしたタイ映画

タイトルだけ見るとB級な香りがプンプンするのですが、コレが辛口の批評家達から絶賛されてるんですヨ



さて、如何なもんでしょうか…
ぐうェ~っ
何ぢゃこりゃ~っ
ハチャメチャに面白いぢゃないか~い


取り調べのオープニングからラストまで、息をつかせぬ面白さ

文字通り「手に汗握る」サスペンスではありますが、ほんのり淡~い恋愛も混ざります



「金掛けなくても、こういう作品て撮れるんだヨ?」って云う、お手本のような作品

脚本と演出がとにかく素晴らしいのは確かなんですが、キャラクター達も魅力的なの

特に、主役の天才2人

リンと云う天才少女は、クールな天才タイプ

かたやバンクと云う天才少年は、実直な天才タイプ

そしてリンは父子家庭、かたやバンクは母子家庭ってのは、物語の重要なポイント

リンを演じたチュティモン・ジョンジャルーンスックジンと云う、二度は云えない名前の女優さん、地味なお顔立ちなんですが妖艶なんですヨ
日本で云えば、黒木華さん的な
金持ちパットと美少女グレースのお馬鹿カップルも、お見事でした


STIC(大学統一受験)の場面からは、アクセル踏みっ放しでラストにゴールインする

ハンパぢゃない興奮を味わえます


ラスト、木乃伊取りが木乃伊になったりして、紆余曲折を経てから、リンが大切なものに目覚めるんですけど、それが全然わざとらしくなくて好感が持てます

皆さん…時間を作って、何としてでも此の映画は観てください
決して損はさせませんから


最後に…
監督・脚本のナタウット・プーンピリヤに乾杯


…タイの方、名前が覚えられない~

