
まァ「久々の」と云っても、3週間振りくらいですがネ

新宿の〈シネマカリテ〉にて『心と体と』を観ました

ハンガリーのイルディコー・エニェディ監督(←此の名前を覚えて打つのに苦労したよ
)が、18年振りに撮ったそうな
孤独な男女2人が、同じ夢を見た事によって急接近していく…って云う不思議なラブストーリー

2017年の【ベルリン映画祭】で、最高賞である〈金熊賞〉を受賞

さて、如何なもんでしょうか…
おお、面白い



ファンタスティックな(荒唐無稽な)恋物語が、丁寧に撮られている上、物凄く上手い演者達に拠って繰り広げられる為、シリアスとコメディとのスレッスレの部分を味わえます
ちなみに私は、コメディとして楽しみました
ヒロインが無表情で以て、真剣に恋の練習(?)をするのが楽しい

レゴ(かな?)を使って、会話のシミュレーションをしたり…
その結果、食堂で以て唐突に「アナタハウツクシイ」と云ったり…
掃除のオバチャンから〈色っぽさ指南〉をされたり(←此処が最もウケた
)…ハリボーグミをつまみながら、真剣にポルノを観たり…
ありえない枚数のCDを閉店まで試聴したり…
結果決められず、店員さんに選んで頂いたものを、机の上に置いたCDラジカセで以て、姿勢を正して聴いたり…
「恋破れた」と思い、手首を切って湯槽に浸かってる最中に彼から電話が掛かり、冷静に応対してから「会えます、その前にやる事がありまして…」と、ビニールテープで手首をグルグル巻いたり…
それらの場面が、ヒロインの女優さんが上手い為(ど真面目に演じている為)、めちゃくちゃに面白いのよ

あと、主人公の彼氏側も、ヤッた後に「最終のバスに間に合うから帰れ」とか云ったりして、笑かして貰いました



ただ、笑ってたのはアッシだけでしたから、皆さんは違う感想…例えば「美しい恋物語に泣いた

」とか…ただ「美しい」のは確かですが…と、違う感想を持たれるかもです
美人とは云い難いが、男を興奮させる精神分析医(←ジェニファー・ローレンスが崩れた感じですが、何となくいやらしいの
)に…ジョニデの出来損ないで女たらし(←此の人と主人公の仲直りが嬉しい

)など、脇役も楽しい
美しいのに笑える映画…皆さん、興味湧きましたっしょ
是非、劇場で御覧くださいませ