さて…池袋の独演会も、いよいよ2日後に迫って参りました

…のですが?
今読んでる小説が面白くって、やめられない止まらないかっぱえびせん状態なんですワ



それは何かと問われたら…
水村美苗さんの『本格小説』です


コレ、タイトルからして凄いっしょ
某番組で蒼井優さんが『生物と無生物のあいだ』と共にご紹介されてたのであります

〈本格小説の始まる前の長い長い話〉から、幕を開けまして…
筆者が十代の頃、ニューヨーク郊外のロングアイランドに住んでいたのですが、そこであるお抱え運転手の東太郎と云う人物と知り合います

此の東太郎がとても出来る男で、あれよあれよと云う間に億万長者に大出世



…が、東太郎が忽然と姿を消しちゃうのよ

それから後、カリフォルニアに滞在していた筆者に、日本からある若者が尋ねてきて「東太郎さんをご存知ですか?」と…
その若者の話を聴いた筆者は、文中でこう記しました…
「おまえは小説家として生まれてきたのだ、と天の声が耳元に鳴り響いたような気がした」と

さァ、そこから〈本格小説〉が始まるのですが、コレがまためちゃめちゃ面白い



今、下巻の半分くらいなのですが、やめられない止まらないで弱っちゃってんのヨ

稽古せなアカンのにね
…さ、読もっと
(←オーイ
)