昨日は〈新宿武蔵野館〉にて『フルートベール駅で』を観ました

タイトルから『世界の車窓から』のような長閑な作品を推察してたら、全然違いました…
2009年のニューイヤーズ・デイに…日本で云うところの〈元旦〉に、そのフルートベール駅で以て、当時22歳の黒人青年オスカー・グラントが鉄道警官に射殺された事件を映画化
石丸謙二郎さんの声は聞こえそうにありません
本作は【サンダンス映画祭】で〈作品賞〉と〈観客賞〉をダブル受賞されたそうな


監督・脚本は、まだ27歳のライアン・クーグラー
さて、如何なもんでしょうか…前日のニューイヤーズ・イブから亡くなるまでを、余計なものをつけずにストレートに語っているから、素直に胸打たれます。85分と云う上映時間も奏功してます。
ポイントは、オスカー・グラントにタチアナと云う幼い娘がいた事。誰が観たって、警官に憤りを感じます。
響いたのは、オクタヴィア・スペンサー演じるオスカーの母親が遺体をガラス越しに見つめ「ひとりぼっちで可哀相、抱いてやりたい」と呟く場面。
それにしても「テーザー銃と間違えた」とか云って、撃った警官がたったの懲役11ヶ月とは…あ、テーザー銃ってのは、スタンガンの一種だそうな…本当に腹が立ちます


ところでオクタヴィア・スペンサー、誰かに似てると思ったら女子フィギュアの鈴木明子さんでした

