今日は、上高田にある〈光徳院〉と云うお寺さんにて、橘家文蔵師匠の十三回忌法要でした
私が入門して４ヶ月経った９月10日にお亡くなりになり、噺家として初めてのお弔いだったのであります
同期の一之輔さんや彦丸さんと初めて会ったのも、此のお弔いでしたっけ
つい此間、入門したような気がしますのに…時が経つのは早いもんですなァ
落語に興味を持ち始めて、真っ先に好きになったのが文蔵師匠
「噺家になったら、いっぱい噺を教わりに行こう
」と心に決めてましたのに、入門して早々に憧れの師匠は鬼籍に入りまして…法要には、林家のご一門の方々の他、柳家小はん師匠や桂文生師匠もいらしておりました
落語協会以外の噺家は、好楽と私だけ
ご案内の通り(？)、元々好楽は林家彦六の弟子で〈林家九蔵〉と名乗っておりました
そのお陰で、今でもこういう集まりにお声掛け頂くのは、大変有り難い事です…私に至っては、好楽の弟子でもないのに…深謝
帰りの道すがら、いつも着物姿で大変粋な小はん師匠と、色んなお話をさせて頂きましたが…感激しました
何が感激したかって、そんなに顔を合わせた事もないのに「アレ、日暮里ぢゃないのかい？」とか「池之端の寄席には出てるのかい？」と、私を認識してくださってたんです
師匠、こんなペーペーを覚えててくださり、有難うございます
今度、稽古のお願いに伺います
乙な師匠と一緒に写真を撮らせて頂きたかったんですが、流石に勇気がなくて…仕方がないから、見ようによっては刑事に見える百栄師匠を、代わりに撮りました
