









『ハンコック』観た後、両国へ。
昨日(9月1日)から〈お江戸両国亭〉にて【三遊亭好二郎改メ兼好 真打昇進披露興行】です。
ハレの初日のメンバーは…
橘也、京楽、神楽、王楽、好楽
〈仲入り〉
口上、道楽、隆司、兼好
(敬称略)
…で、橘也くんも〈二ツ目〉に昇進したので、一門はWでオメデタなんです。
会場には、両国とは思えない程のたくさんのお客様。兄さんの人気は凄いね?
楽大くん『寿限無』、橘也くん『半分垢』、京楽師『雑俳』、神楽師『平林』と来て私
兼好師匠の2人の可愛い娘さんとの思い出に触れてから『読書の時間』。自分で云うのも何だが、仕事キッチリだ♪
お後、好楽。彼の軽さが光る『浮世床』でお仲入り。
休憩後に〈口上〉があって道楽師が『かぼちゃ屋』を演った後、舞台に異変が…!
次に上がる筈のマギー隆司先生が、何とすっぽかし…否、お出になられなかったのです♪
「どうしましょう!?」とうろたえる楽屋。すると好楽が…
「オレが出るよ」
…と云って、下座の小池彩さんの美声と三味線による『梅にも春』に合わせて〈芸者さんの一日〉を踊りまして、自分の弟子である新真打にバトンタッチしました…。
トリの兼好師匠が上がると、会場は一気にヒートアップ。「待ってました!」など色んな声がかかりましたが、半分以上はワケわかんない掛け声でしたワ。
「披露目と云うのは有り難いもので、前の出番の方々がトリの私の為に、時間をつめて下さるン、ホントに有り難い!マギー隆司先生に至っては来ないんですから…」
会場が、ハートウォーミングに爆笑。そして…
「色んな噺家が披露目を行っておりますが、恐らく私だけでございましょう!自分の師匠にヒザ(トリの前)で出てもらえたのは…」と云うと、万雷の拍手。
更に…
「芸人としてこんな嬉しいことはございません!抜いて下さったマギー隆司先生に、心より感謝致します」と…。
「まァそれは冗談ですが…」とエクスキューズしてから、初日のネタは十八番である『だくだく』。爆笑の渦を見ましただよ。
お客様方との楽しい打ち上げの後、若手だけで反省会。
そこでも兼好師匠が「師匠にヒザで踊ってもらえたこと、本当に嬉しかったです…」と感に堪えていると、道楽師匠が一言…
「出たかっただけぢゃねーの」とバッサリ…私も同感です。
「でも(弟子の昇進が)嬉しくて上がったのも確かだね?」と…これまた同感です♪
いつものことではありますが、結局朝まで痛飲&痛歌しちゃいました。
兼好師匠、お疲れ様でした。でも始まったばかりです、残り9日間頑張って下さい!
そして隆司先生…良いお年を!