【映画見聞記 vol. 278】 | 三遊亭王楽のぽよよんブログ

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【映画見聞記  vol.<br /> 278】
【映画見聞記  vol.<br /> 278】
昨日は、映画を2本も観て来ちゃいました。

先ずは〈新宿バルト9〉にて『マチェーテ』。ロバート・ロドリゲスとイーサン・マニキスが共同監督。

ロバート・ロドリゲスが、3年前に盟友クエンティン・タランティーノと作った『グラインド・ハウス』の上映に際し、ウソの映画の予告編を作ったんだわさ。それを本当に映画化したのが、コレ。

麻薬王トーレスに妻と娘を殺された過去を持つ元捜査官の伝説のメキシコ人・マチェーテ。アメリカの上院議員に騙され、復讐を繰り広げるが…ってな物語。

「こういう映画には、コレを買わなきゃ♪」と、ポップコーンを抱えながら観始めますと…

キターーーー!

ポップコーーーーーーーーーーン♪ O(≧∇≦)o

ガサツで下品な楽しさ満載!これぞ〈B級映画〉の鑑でがんす!ロドリゲス万歳♪ ( ^^)Y☆Y(^^ )

マチェーテは“鉈(なた)”って意味らしいんすが、それをふるって暴れる暴れる!オープニングの立ち回りから、余りの乱暴さ加減に爆笑せずにいられまへん♪

神父が「神は慈悲深い…けど俺は違う」と云いながら敵を撃ち殺すシーンにも笑った笑った♪

「マチェテマチェテマチェーテ♪」と云うヘンテコな歌が流れる中、母娘2人とマチェーテが愛し合うシーンにも、失禁しそうなくらい笑わせて頂きやした。

少々グロいけど雑なように見えてアイディア沢山のアクションに溜飲が下がり、無意味に繰り広げられるエロなシーンに思わず目尻が下がり、セクシー女優達のコスプレも楽しめるからテンションが上がり、何でもかんでも上がったり下がったりで、楽しい事この上ない♪ジェシカ・アルバ、チョー可愛い! o(><)o

クライマックスの戦闘も激烈だし、ラストシーンは涙が出そうなくらい大爆笑! ◎^∇^◎

タランティーノの『デス・プルーフ in グラインド・ハウス』と同じく、身体の事を一切気にせずジャンクフードをたらふく食べられた感じ…あるよね?ガサツな満足感って。

何も考えずにポップコーンを抱えて鑑賞する事をオススメします。腹の底から爆笑出来ますし、スカっとする事請け合い!是非、劇場で御覧下さい♪ (☆_☆)

続いて、同じく新宿三丁目にある〈シネマート新宿〉にて『義兄弟 SECRET REUNION』。絶好調な韓国映画界の新作です。

北の工作員と南の情報部員と云う本来敵同士の2人が、数奇な運命を辿り心を通わせていくヒューマンドラマ。

監督は、怪作であり快作の『映画は映画だ』で鮮烈なデビューを飾った新鋭チャン・フンですから、否応なしに期待が高まります♪

映画館に着くと、予想外に沢山のお客様。しかも女性ばっかり。どうやらお目当ては、ソン・ガンホ…ではなく、もうひとりの主役であるカン・ドンウォン。

勉強不足で知りませんでしたが、カン・ドンウォンは人気の韓流スターらしく、某韓流スター雑誌によれば〈彼氏にしたい芸能人No.1〉なんだと。さて、どんなもんでしょうか…

『マチェーテ』同様、オープニングでグイと観客の胸ぐらを掴むものの、それから6年後になってから、少しばかりトーンダウンする感が…『マチェーテ』は、激烈なオープニングからの3年後からも失速しなかった。

途中でちょいちょいあるベタな演出も、スピード感を削いでいるような…。

チャン・フンに対する期待が大きかったのと、数時間前に観た『マチェーテ』のインパクトが強過ぎたのとで、ちょっぴり残念な仕上がりでした…あ、コレは飽くまで個人的な感想よ?

でもハッピーエンドなので、エンドクレジットが流れた時には、沢山の鼻をすする音が会場内を満たしておりました♪カン・ドンウォンのファンの方々は、大満足の仕上がりでしょう。

昨日は雨降る平日にも拘わらず、また『マチェーテ』も『義兄弟』もマイナーな単館上映にも拘わらず、沢山のお客様が入っておりました。改めて、御礼申し上げます(←お前は興行主か)。

映画ファンとしては、こういう良質な作品にお客さんがいっぱい入っているのは嬉しいのですが「皆さん、どんなところにアンテナを張っているのかしら?」と思わずにはいられない王ちゃんでした… m(__)m