3月28日、山友会では春のお彼岸を迎え、事務所近くにあるお寺・光照院への墓参りを行いました。



ここには山友会の「お墓」があります。「死後もつながりを感じていられるように」という想いのもと、活動を通してつながりを持った、ホームレス状態にある方やホームレス経験のあった方で無縁仏となってしまう人々のために、多くの方々のご支援と光照院の皆さまのご協力も得て建立されたものです。
※参考:クラウドファンディング「無縁仏となってしまうホームレスの人々が入れるお墓を建てたい!」

今回は、山友会が運営する日常生活支援住居施設「山友荘」で暮らしていた入居者の方一名の納骨が行われました。

その入居者の方にずっと関わられていたケアマネジャーさん、訪問看護師さんなどもお立ち会いくださいました。



また、ご事情により納骨にはお立ち会いできなかったご本人と長年親しい関係にあった方からのご依頼を受けて、そのお気持ちとともに墓前に花をお供えしました。



お亡くなりになられた入居者の方と生前に縁を深めた方たちとの絆が、これからも続いていくことを祈るばかりです。

山友会に集うおじさん達の中には、ご高齢の方が増えました。足腰の弱った人のために、今回は複数のパイプ椅子や車いすを持ち込んでのお墓参りです。
スタッフや他のおじさん、光照院の吉水住職にもお手伝いいただきながら、山友会代表のジャンをはじめ、全員で山友会のお墓に水をかけ、手を合わせます。
※ おじさん…山友会を訪れる年配の路上生活者の方や元ホームレスの方のことを、親しみを込めて「おじさん」と呼んでいます。

 

 

 

 



狭い通路や段差の移動は楽ではありませんが、山友荘で暮らすおじさんの一人は、今回参加できて

「墓参りに行ったのなんて、30年ぶりだよ」

と感慨深そうにしていたのが印象的でした。
 

(広報担当 後藤将之)

 

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