三洋グラビアは実は創業初期からメッキ加工に取り組んでいる。グラビア印刷版を製造するにはニッケルメッキ層、下地銅メッキ層、バラード剥離層、エッチング-彫刻用銅メッキ層、そしてクロムメッキ層を鉄やアルミの母材に1ミクロン単位で造り込みます。


30年以上前のシンクラボラトリー社製のブーメランシステムが数えきれない改修を経て現在も稼働している。FXレーザー全自動ラインやヘリオ彫刻ラインが24時間ロボットシステムで稼働している。


ここから当社特許のハイブリッドグラビア用の特殊形状のセルを要する版や企画制作部が作り込む製版データーで業界最高品質のグラビア版を日産最大100本の製版能力を発揮している。


製版課は現在9名なので労働生産性は世界トップクラスに達していると勝手に思い込んでいる。


版の品質以上に印刷品質は求められないので製版品質は当社の品質の要でもある。



伊那市内の企業トップの皆様が集まるある会合で『なるほど』『凄いですね』『でも大変だったでしょうね』を私より一回り以上の七十代半ばの皆様に勇気を出して言葉にして言ってみた。


早速、会話は弾みお酒も進み帰る頃には『今日は楽しかった』『また宜しく頼むぞ』などと声を掛けて頂いた。聞き手に回る時間が多くなったので少し疲れたが、自分も楽しい一時となった。


伊那市内は狭い道が多いから最近は愛車のNONE-RS 無限 を使用する機会が多い。近隣の超優良企業のトップも楽しそうに澄まして軽自動車に乗っている。何だかその姿に憧れを感じて自分もいつかは『やんちゃなNONE-RS 無限』と決めていた。


昨日、自宅で私の父で三洋グラビアの創業者の原章の一周忌が無事に執り行われた。天国から『いいじゃないか...気をつけて乗れよ』って微笑んでくれている気がした。


60歳を過ぎたのにローンを組んで高級車に乗るのは止めようと思っていた。それが叶って嬉しい。なぜか周りも喜んでくれていて急に新しい友人も増えている。



今朝、ふと見たら中央アルプスの将棋山の山頂付近が白くなっていた。


人里は秋真っ只中ですが標高3000m近い中央アルプスの頂は早くも冬将軍の登場だ。


それにしても空の青さが美しくて白く薄化粧した山々の頂とのコントラストに圧倒される。


明日、天気が良ければ南アルプスを眺めてみたい。

改めて双方の関係性をより高める魔法の言葉を紹介したい。

 

1.『なるほど…すごいですね』

2.『まさか、ここまでできるとは...びっくりしました』

3.『でも、これまでにするには相当大変だったのではないですか』

 

裏返してみると以下の心理と言うか心が大切と言うことになる。

1.素直に相手を認める

2.相手に寄り添いながら自分も感動できる心を養う

3.これまでの努力を想像し敬意を持って接する

 

一流のビジネスパーソンはこれわ習慣にして自分なりのバリエーションを開発して人間関係を広げながら強化している。

 

偉そうな言い方で失礼になるが是非皆んなで実践して欲しい。初めはぎごちなくてもいいし、無理矢理でもいいと考えている。なぜなら、この魔法の言葉を言うために、必然的に相手の話を真剣に最期まで聞こうとするトレーニングができるし、その努力は必ず相手に伝わるものだと思う。

 

三洋グラビアの社員の皆は今もこの魔法の言葉を意識してお互いを温めているか...お客様各位に寄り添えているか...

 

明日から会長の立場で率先しながら微笑みながら確認したいと思う。

 

やはり、どんな世界も不機嫌な態度はダメだ。集中したご機嫌な雰囲気で物事は成就する。

 

ワールドシリーズ、連覇を成し遂げたドジャースの面々は正にご機嫌な笑顔が溢れている😉

 



一年前の今頃、三洋グラビアの創業者の父が熱中症で倒れてから体調を崩して入院をしていた。


そして食事ができなくなり点滴だけの状態になったのが今頃だった。毎日、夕方に母と病室を訪ねて仲仙寺の紅葉の写真などを天井を見つめるだけの父にスケッチブックに貼り付けて見せていた。


父の写真や書物、そして何より一水会で入選した数々の油絵などを整理し始めると同時に感謝の思いを綴った小冊子の執筆に夜な夜な取り掛かった。


今、この創業者の原章、二代目を務めさせて頂いた私、三代目の原卓実の物語と地方の中小企業の経営者の親子三代の熱い思いを凝縮した『ひとこと82/感謝』〜思い出の全てが宝物になりました〜の書籍が国会図書館に登録されて長野県内は元より関東甲信越北陸東海の公立図書館や公立学校への寄贈活動が進んでいる。


やがていつか四代目となるまだ見ぬ誰かが必ず読むことになると思うと胸が熱くなる。その頃には私は土に帰りご先祖様達と燻が効いた名経営者と若き経営者達をしっかり見守る覚悟だ。




バックホーで既存のアスファルトを剥がしながらダンプで搬出して基礎工事の準備が始まりました。

バックホーの動きが結構素早いのに驚きました。これから毎日どんどん工事は進む予定ですが、朝夕は寒くなって、もう暖房が必要になりました。まだ紅葉も始まったばかりなのに、秋は一瞬で直ぐに冬になりそうな感じです。




本日、空が青く晴れ渡る中で安全祈願祭と起工式が伊藤神官様により無事執り行われました。


日本は八百万の神を何となく節目になると大切にしていると思います。自然界のあらゆるものに神が宿ると言うアニミズム的な信仰は四季折々に豊かな自然を見せる日本では馴染みやすいような気もします。


本格着工のための既存工場の整備工事も完了し年内には最新鋭の蒸気ボイラーへの入れ替えも進む予定です。


明日から基礎工事が本格的にスタートです。来春には鉄骨柱がそびえ始めて敷地内の景色がぐんぐんと変わり、来年10月には環境に最大限に配慮した最新鋭の8色グラビア印刷機とDUALAM型ノンソルラミネート機、特殊加工システム搭載のスリッター機に巻き替え検査機...更には複数台の製袋機の導入が相次いで稼働して参ります。


これまでを振り返ると改めてお客様やお取引先各位、建設関連、機械設備関連の皆様の温かい支援と、一致団結して努力して来た社員の皆様によって今があるし、何と言っても昨年末に逝去された父創業者の原章氏が68年前の夏の暑い日に僅か6名で創業しなかったら今が何も無いと考えると感無量です。


今日はいつになく、父も天国で『みんな、よくやっているな』と誉めてくれているような気がしました。




考えてみると子供の頃から働く黄色車たちが大好きだった。最近は新工場建設の関係で毎日色んな働く車たちを会社で見学できる。


今日は大きな蟹挟みみたいなアタッチメントを長い腕の先端に装備して予めカッターされたコンクリート基礎を剥がしている作業を少し見学させてもらった。


エンジン音が高なり巨大な蟹挟みが縦横無尽に時には回転もして動き出すのを見ていると不思議に胸がドキドキして来る。


オペレーターの方が蟹挟みの先端に神経を集中させて操作している姿がシンプルに格好いい!


 

これまで長年に亘り違和感を覚えて過去に数回第二項は見直した方が良いのではと議論して参りましたが、いよいよ期が熟し過去の古き良き時代に制定されたこの部分はモノ作りが職人的な個人プレーから当社の現状では皆が協力し合うチームプレイに大きく変化して久しくなりました。従いまして、既に当社ではDNA化している仕事に対する価値観を整理して以下の通り改定する運びとなりました。

 

(旧:第二項)

仕事は率先自力で探し創り求めるべし 与えられるものではない

(問題点)個人プレーを推奨しているが如く錯覚を与えルール順守の重要性が伝わらない。

 

(新:第二項)

仕事は5ゲン主義に基づいて5W2Hのコミュニケーションで曖昧を明確化する 更に問題解決は4Mの視点で即動する。

■5W2H  when  where  who  what  why  how to  how much

■4M視点 Man Machine Material Method

(改定の狙い)

仕事の現場は常に顧客ニーズを含めて時として曖昧であるので適切なコミュニケーションでそれを明確化し製品として”カタチ”にするのが私たちの使命である。また問題が発生したら即動で原因を分析し再発防止と未然防止を実現し信用の積み増しを図ることが大切と考える。

 

創業者たちが策定した社是を改定するには熟慮と時間が必要であるが、今や天国で『おう、いいじゃないか」と父も微笑んでくれている気がする。

 

問題は単に社是を改定し掲示文書を取り換えても社員一人ひとりの行動に前向きな何らかの変化がなければ意味がないので、これから具体的に日々の仕事に新しい第二項を落とし込むかがポイントだと思う。全社員の日報(即動結果報告書)の書式を5W2Hで表現する仕組みにして工程内異常処理票や顧客クレーム報告書を記述する際も今まで以上に4Mの視点を明確にするところから始めたいと考えている。

 

 

 

 

わ  いみ




今日は連休最終日、久しぶりの一人日帰り温泉に出掛けました。そこで見知らぬ人々こそ謙虚に語るべき』との学びを得ましたので、是非紹介させてください。


7〜8名用のサウナ室での出来事です。

私の他に4名が利用していると、地元の常連客と思われる65歳前後の方が勢いよく扉を開けながら... 先に既に汗だくになっている他の利用者に手の甲で指図しながら『奥から詰めて』と、言い放ちました。自分が正義であり正論を言っている...自信に満ち溢れたオーラを出しながら、まるで狭いサウナ室内を支配しているような雰囲気を醸し出していました。


水風呂でも洗い場でも前後左右に水しぶきを飛ばしながら...他人の迷惑など一切関知しない凄い勢いでした。


人は正論を述べる時こそ謙虚な姿勢を大切にして周囲には思いやりを持って接して迷惑を掛けない...!これが大切なんだとあらためて学べた貴重な体験でした。


自分もそうだが人は誰もが自分が正しいと思って言動するが、それは全て自分が基準で語っているにすぎない。急に稲盛和夫氏が生前に盛和塾を主宰し『心を高める経営をしなさい』と指導頂いたのを思い出しました。


まだまだ私などは修行が足りませんな...