製版カメラの歴史… | 『社長の一文』

製版カメラの歴史…

左から1950年代の横型湿式製版カメラで、中央は1990年代の大日本スクリーン社製の縦型製版カメラ、右端は1995年頃のサイテックス社製のSmart 340L フラットベッド型スキャナーです。

 

アナログからデジタルまで40年以上を要しているのにデジタル化以降の変革スピードが如何に速いか見て分かります。この間、実は廃棄してしまったのですが、1970年代にはかなり大型の横型カメラが主役でしたし、フラットベッド型スキャナーが登場する前は数年間に亘りドラム回転型のカラー分解装置(DS製618Ai)が活躍していました。現在ではスキャナーの出番はほとんどなくなり、デジタルデーターが社内を製版まで光ファイバーケーブルで飛び交っています。

 

2010年以降の進化は更に加速してしまい…プリプレス部門の変革は凄まじいものがありますが、最近ではデジタル印刷が浸透し始めていますので、やがて版レス印刷が完全な実用化を実現し、製版工程が根底から変化する日も遠くない気がします。

 

何だか…変わらぬは人間だけ…みたいな恐怖感を感じますが、せめて頭の中を少しだけでもデジタル化しなければと焦る今日この頃です。