白黒パッケージに思う…
市場分析を生業とする人々が白黒パッケージについて『合理的で賛成である…』『白黒と言うより、もはや透明の方が分かり易くていいのでは…』『商品価値が低下し中長期的には購買意欲の低下を招くのでは…』様々な意見が議論を呼んでいます。
食品パッケージの役割を改めて考えてみましょう。
1.内容物を保護する機能(剛性やバリア機能や紫外線カット…等々)
2.内容物が何なのか消費者心理の一瞬(0.2秒以内)にして理解できる機能
3.購入意欲を掻き立てワクワク感や癒しで消費者の心に寄り添う機能
人呼んで「メリコ」の法則…商売科学研究所 故伊吹卓氏が提唱
①目立つ
②理解できる
③好感を持てる
①⇒昨今の議論では透明にしたら紫外線カットやバリア性能が低下し食品の腐敗などのリスクが高まり店頭での長期保存が困難となるため食べたい時に食べたい商品の購入が出来なくなる。透明化すると油を使用した食品の購入機会の縮小化が進む。
②⇒類似した商品が白黒だけでは見分けが困難となり誤って異なる商品を購入してしまう懸念が生じる…医薬品の場合は健康被害を生む可能性が生じる。白黒で認知し読んで識別するのにはかなり高度なデザイン的な工夫が必要である。
③⇒食品は単に栄養を摂取すれば良い…ではなくお茶請けだったり語らいの脇役だったり、色やデザインの存在は人々を癒す存在でもあると考えらる。
人間は地球上のあらゆる動物の中で頂点に立つ視力を備えている。
神様から授かった様々な色を識別して様々な情報を瞬時に感じとれる視力が危険回避をしたり温かい感情を抱いたり人間だけが有する豊かな感情を育んで来たのではないだろうか…そして人間は現在地球を謳歌している。
インクがなくなった場合の予防処置としての白黒パッケージ…を良しとするのは戦時中に教科書から色がなくなり着ている服からも色がなくなった人々が心の底から再び色のある世界を望み…白黒テレビからカラーテレビが登場した時に皆で感じた感動を記録と記憶から亡くし、PCのモニターが白黒からカラーになりどれだけ人々が新しい世界を作り上げて来たのか…これら先人たちの苦労や努力を愚弄することに繋がってしまわないか…危惧してしまいます。
1週間に数回以上訪れるコンビニなどの商品棚が白と黒だけに染まってしまったら随分寂しい世の中になってしまうようで少々悲しい気持ちになるのは私だけなのだろうか…?本当にインクや溶剤やフィルムの供給が不足してしまったら…それも致し方ないのかもしれないが…何だかやり切れない気持ちだ。、
食品パッケージの存在価値の原点に立ち返ろう…
以上





