箕面背山の愛宕社の向きはどうなっているのか、気になったので調べて

みました。(2018.02.16)
その結果、お祀りしている村落の方向を向いていることがわかりました。
一般的な神社の向き(南向き、あるいは東向き)とは異なるようです。 

 

 各愛宕社の位置と祠の向きを地図上に描いてみました。

京都愛宕神社を遥拝する向きでもないです。
木立で遮られていますが、カシミール3Dで赤線を確認すると「見えます」

と表示されます。 

 

 箕面の愛宕社一覧、上から五つが山中にあります。

箕面観光ボランティアガイド⇒箕面の見どころ⇒愛宕の祠とマンドロから引用

 

① 平尾愛宕社(平尾愛宕大権現社)
祠の向き: 磁北224度、真北(地図上の北)217度
常夜灯: なし
お札: 愛宕大神守護攸 

 

② 坊島愛宕社
祠の向き: 磁北190度、真北(地図上の北)183度
常夜灯: 左隣りにあり(下の写真)
お札: 奉修 火難除 祈願 池田市五月山愛宕神社
特徴: 右の石碑に、愛宕山常夜灯 

 

② 坊島愛宕社の常夜灯
愛宕社の左隣りに、笠が独特の形をしていて趣があります。 

 

③ 白島愛宕社
祠の向き: 磁北189度、真北(地図上の北)182度
常夜灯: あり、もう一つあり(下の写真)
お札: 愛宕大神守護攸
特徴: 綺麗な祭壇、常夜灯柱の文字は不明 

 

③ 白島愛宕社の常夜灯、麓の溜池の傍にあります。 

 

④ 石丸愛宕社
祠の向き: 磁北178度、真北(地図上の北)171度
常夜灯: あり
お札: 愛宕大神守護攸
特徴: 祠の扉は石製です。 

 

⑤ 外院愛宕社
祠の向き: 磁北165度、真北(地図上の北)158度
常夜灯: 麓にあり(下の写真)
お札: 愛宕大神の護符、本地仏の地蔵菩薩(唯一)
特徴: 前の広場は綺麗に掃除されています。 

 

⑤ 外院愛宕社の常夜灯
あたごの森の参道脇に、上の祠と供に新しいヒサカキが供えられていました。。 

 

番外 如意谷愛宕社でしょうか?
祠の向き: 磁北175度、真北(地図上の北)168度
常夜灯: 以前は右にありました。今は地輪のみ
お札: なし 中の石は何?
特徴: 今では荒れ果てた状態で機能していないようです。
    坊島愛宕社に合祀したのでしょうか?