単身赴任生活も2年が終わろうとしている。
4月の定期異動で自宅に戻ることはなく、3年目が決まった。
そんな朝、妻から電話。
朝の電話でいい内容であったことは一度もない。
今日も予想は当たった。
内容は朝勉をめぐって、小5の息子がキレた。
向かいに住む義母宅に逃げ込む。
妻が追従したタイミングで入れ替わるように自宅に戻り、施錠。
一種の立てこもり状態になった。
締め出しに遭った妻と義母が半狂乱、私に電話が来たという状態。
まずは息子を落ち着かせて鍵を開けさせることに成功し、妻と義母は家の中へ。
電話はこのあとずっとスピーカー状態。
妻と義母は泣き叫びながら『どうしてこんなことをする』『もうここには置いていられない』『警察に通報して施設に入れる』まで。
息子は当然反抗的な態度。
私は落ち着くまでスピーカー越しのやり取りを聞いていた。
すると妻と義母は、何も言わない私に怒りの矛先を向ける。
『どうして何も言わない』
私は息子に声をかけた。
私:どうしてこういう状態になったのか
息子:お母さんと喧嘩してイライラしている
私:イライラが収まるまで待ってるから落ち着いたら話そう
息子:落ち着いた
私:イライラして、鍵をかけて何をしたかった?
息子:ただ、イライラして
私:イライラしてそういうことをして喧嘩が解決する?
息子:しない
私:そうだな、やってしまったことはしょうがない。これからまたイライラすることが あった場合、今日みたいなことをしても解決することはない。
ちがう方法を考えなければならないね。
息子:わかった
息子は一応落ち着いた。ただ、また同じようなことは必ず起きる。
妻と義母、こちらは困ったものだ。
妻は『自分は悪くない、息子はどうしようもない。あなた(私)も何もしてくれない、もう連れて行ってくれ』という。
義母も続けて『娘はよくやっている。孫がどうしようもない。自分は娘(妻)を含めて3人育てたが、こんな子は一人もいなかった。お前(私)は孫の立場に立ってばかりいるが、甘やかしているから孫がこうなるんだ。ちゃんとしつけろ』というスタンス。
私は親子喧嘩が起きる前に、お互いがメンタルをコントロールできている状態で話し合うルーティーンを作ってほしいだけだ。
親に刃向かった、それはいけないこと。謝る、当然。
私が言いたいのは、そうなることがないようなコミュニケーションを取れないかなということ。
妻と義母を見ていると、自分たちが思い描いている小5男子像を息子に当てはめようとしていて、それに応えない子どもはダメな子としているようだ。
私の単身赴任生活は少なくとも1年は続く。
しかし単身赴任生活を終え、自宅に戻ったとしても妻と息子の関係が劇的に良くはならない。
私は家族が大切だ。
息子はこれから難しい年頃になる。
イラッとくることもある。
でも、でも、大好きだ。
親は子に無償の愛しかない。
子にそれを求めることはしないが、物事の価値観としてギブアンドテイクのマインドはあまり持ってほしくない。
〇〇してあげたから〇〇してあげる。
〇〇しなかったから〇〇はダメ。
あの子が◯個食べたから俺も〇個食べていい…
妻と義母に、これから価値観を改めることを求めてもそれは無駄なこと。
せめて息子は優しい、穏やかな子に育ってほしい。
そのための環境を影響を得られる父でありたい。