蛍の祈り

　昨日の・・・と言うか連日の暑さが身に堪えます。

　さて、この季節が来ましたね。皆さんの川のほとりにも蛍が飛ぶようになると思います。

　昨年も同じ事を書いたと思います。

　大変珍しい昼間の蛍さんです。

　夜になりますと、何とも言えない輝きで私たちを楽しませてくれます。神秘の輝きです。

　私は、蛍の生息している所を知っています。しかし、以前に知り合いのディレクターさんに教えましたが、大きな間違いをしました。

　テレビで報道されましたが・・・翌日から、大変残念ですが多くの方が捕獲をしに来ました。どんなに「捕まえないで！」と頼みましたが、多くの蛍の命を奪うことになりました。

　それ以来どんな事があっても、教えることは止めました。もう二度と同じあやまちで蛍の命を奪う事はしたくはないかです。

　元々蛍の寿命は余り長くはありません。蛍が光るのは、子孫を残す為の行動です。ですからお願いです。絶対に捕まえない様にお願い致します。もし、捕まえても帰りには必ず自然に戻してあげて下さい。

何故か？と言いますと、卵を産んでも蛍になれるのは1000個の卵に対して20個程度ですから、ほんのわずかな数が蛍になれないのです。

　この写真は、以前写したものです。川面から一斉に飛び立つ蛍をフイルムに捉えたものです。新聞社に投稿した事があります。

　たかだか一枚ですが、この川面から一斉に飛び立つのは年に二三度しかチャンスがありません。「蛍の華」と言う表現で投稿しましたが、これ以来撮影を止めました。この一枚を撮影する為に一カ月も潰しました。

　ただ、お願いです。この素敵は光が消えない様に、皆様の暖かい心の中で見て頂きたいと願います。もしくは、動画で撮影すれば写ると思います。

　そして、素敵な輝きを毎年見られるよう祈っています。蛍さん達も「捕らないで！」と祈っていると思います。

　参考までに、麦わらで作りました虫かごです。一切接着剤は使ってはいません。

　私の幼い頃の蛍カゴです。今では大変珍しいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　マーボー