石鎚黒茶のお接待
12月1日より愛媛民芸館で始まった「現代・日本の手仕事展」。初日にギャラリートークがあり石鎚黒茶のお接待をした。
公には9月の倉敷の手仕事展の「ぼてぼて茶」のお接待につづいて、2回目の企画。
今回は13時~14時半まで久野民樹さんと瀧山雄一さんによるギャラリートークなので、それに合わせて準備をした。
石鎚黒茶は阿波番茶(徳島県)、碁石茶(高知県)とならぶ四国三大発酵茶の1つで、広報さいじょう10月号でも紹介。
3月にはこれら三大発酵茶の製茶技術が文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択された。
思いあたることがある。8年前に阿波忌部研究の林博章先生による中国雲南省調査報告会が徳島県であった。
その際、阿波番茶のルーツとなる竹筒酸茶(食べるお茶)が参加者に振る舞われ、いただいたことがある。
またこれも同じ年のことだが、香川県の粟島へイベントに行き、そこで碁石茶をいただいた。
そして今回の石鎚黒茶。「忌部っぽい」。前の2例があったため、忌部との関わりを感じずにはいられなかった。
さぬきいんべを名乗っているからかこのように人・モノ・場所など縁を感じるものに行き当たることが多い。
当日お接待は、道具類は民藝、手仕事のもの、お茶菓子は四国のお菓子を選定(お茶に合うもの)。
石鎚黒茶はお茶のおかわりをする方もいてまずまず好評だったと思う。また、お手伝いの人も前回より増えた。
今年の3月ごろから愛媛民芸館で何かをしようということになって、夏にぼてぼて茶の試飲をするなど話し合いが進み、
9月に倉敷の手仕事展の初日と2日目に、ぼてぼて茶のお接待。そして、今回の石鎚黒茶のお接待となった。
おもてなしは同館の原点にあるものと思うので、来年も企画することになるだろう。
(編集後記)
今年も残り1ヶ月を切りました。
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大祓を済ませて、すがすがしい新年を迎えましょう。