僕はイタリア語、スペイン語と
それからポルトガル語も教えているのですが、
いかんせんポルトガル語は地味な存在なので
今回はスポットライトを当ててみます!!!
と言っても言語自体に関係するわけではなくて、
ポルトガル語が話されているとある国の話です♪♪
みなさんポルトガル語というと
真っ先にブラジルを思い浮かべるのではないでしょうか??
BRICsの一員であり(もうブリックスって言わないのかな!?)、
日系ブラジル人もたくさん日本にいらっしゃいますし、
2014年には60年ぶりにワールドカップが、
2016年には南米初のオリンピックが行われました!
さらにブラジル各地で行われるカーニバルは有名ですよねえ☆
が、しかし!!!!
ヨーロッパの中でも地味~な本国ポルトガルにだって
ちょっと目を向けてみようではあーりませんか♪
さあ、ポルトガルですが、イメージ通り地味です(笑)
イタリアやスペインと同じくラテン系民族の国ですが、
確実に彼らより静かな人たちなので地味~にうつるんでしょうね、
実際そうですし。。。
そんなポルトガルの定番のお土産といえば、
ガーロ デ バルセーロス(Galo de Barcelos)!
ご紹介いたしましょう。
黒い雄鶏の置物なのですが、
これにはこういう言い伝えがあります。
バルセーロスという小さな町がポルトのちょこっと北にあります。
バルセーロスは今でもそうなんですが、
ポルトガルからサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼をする時の
中継地になるんです。
そしてこの話は16世紀のこと。
ある日、この地に一人のガリシア人が通りかかり、宿をとります。
ちょうどこの当時、町では盗みが横行し、なかなか泥棒がつかまらない。
なんの因果でか、このガリシア人に容疑がかかり逮捕されます。
男は無実を訴えるのですが誰にも信じてもらえず、とうとう絞首刑を言い渡されます。
なかなかぶっ飛んだ展開ですが、
言い伝えってこんなもんなんでしょうかね(^^)
そして聞き届けられる最後の願いとして、
男は自分にその判決を言い渡した裁判官を訪ねたいと言います。
町の名士を集めて宴を開いていた裁判官に男は
再度自分の無実を訴えますが、
居合わせた誰もがこれを聞いても信じはしませんでした。
テーブルの上に載せられている丸焼きの雄鶏のご馳走を
目にした男は言います。
「明日の朝、刑に処せられる時、わたしの無実の証として、
この丸焼きの雄鶏が鳴きだすだろう」
これを聞いた人々は大笑いしますが、
それでもその雄鶏の丸焼きのご馳走に手をつけないで、
明朝まで置いておくことにします。
笑い飛ばしつつ、とりあえず朝まで置いておくか
っていう設定もなかなかいいですね(^^)
翌朝、処刑の時間が来たとき突如として、
テーブルに載っていたご馳走の雄鶏が起き上がり、
「コケコッコー!」と鳴いたのでありました。
裁判官は即座に男の無実を悟り、自分の判決を翻したのでした。
それで「あー、すごい、あいつが言ったことはホントだったんだー、
やっぱり無罪!!!!」
ってなるのももちろんすごいんですが、
丸焼きの雄鶏が鳴いたことには誰もあんまり触れないんですよねえ、これが。。。
数年経ち、ガリシア人の男は再びバルセーロスに立ち寄り、
自分の信仰に応えてくれた聖母マリアとサンティアゴを讃えるために
十字架を掲げる石碑を建てたということで、
その石碑は現在もバルセーロスの町に残っています。
と、いうことで、これがガーロ デ バルセーロスが
「真実の証」と言われる所以なのですが、
今ではカラフルな色をつけられてお土産の定番となっています。
僕もいっぱい買ってきましたよーーー、
南欧であったかいとこ行きたいけど
イタリア・スペインみたいにガツガツこられるのはチョット・・・
って方にはポルトガル、オススメですよ☆
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