ジェットエアウェイズ | Nympheの神話

Nympheの神話

I'm leading a peaceful life.

帰りはフライトでひっとびっ飛行機ばぴゅーんっ


というわけで、ウキウキショッピングに別れを告げ

エグモア駅から郊外電車で空港へ移動。



Nympheの神話@南インド


この電車10分おきに出ているというので便利!


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でも、下車駅がわからず周りの人に聞きまくった(笑)


電車の中はこんな感じ。


Nympheの神話@南インド


乗りながら今回の旅を振り返る。


街によって全然違う表情を見せるインド・・・

これがインドですと語りつくせないなぁ。

世界が凝縮されているかのような、多様性。

ふんふんと思いながら空港のある駅に到着。


進行方向右側に空港が見えるので、分かります。

でも、駅の名前は空港とはカンケーなし。



-空港のカウンターにて-

「お客様、チェックインは締め切りました。」


「・・・はい?」


「締め切ったのです。」


「はっ!?今、まだ1時間前ですよ。遅れてないですよ。」


「存じておりますが、残念ながらもうお席がないのです。」


「なあああああああにいいいいいいいい!!」


まさかのオーバーブッキングというヤツ・・・

ああ、インターネットチェックインしておくんだった!!!

日本からのフライトに乗っている主人と到着地で待ち合わせをしている私。


「いや、困るんですけど。それはとてもすごく。」


「はい、ですので代替手段をご用意いたします。」


・・・待つこと20分・・・・


「お客様!マドゥライ経由の便をご用意いたしました!

マドゥライまで1時間。そこからもさらに1時間。

どんなに遅くても22時までには到着していただけるものと思います。」


主人が帰ってくるのは23時・・まぁ、いけるか。


「分かりました、じゃあそれでいいです。」


「申し訳ございませんでした。マドゥライで係員がお待ちしております。」




かくして私は、チェンナイから旅の始まりの地、マドゥライへと飛び立った。


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-1時間後、マドゥライ-


出口で係員が・・・待ってない!

仕方なく近くの警備員に聞いてみる。

「私、この後緊急の乗り継ぎだから係員が待っている予定なんだけど」


警備員が取り次いでくれてトランシーバーを持ったおねーちゃんがやってくる。


「お客様、こちらでございます。」


連れて行かれた先にはもう一人おじさんが。

「やあ、君も同じ目に合ったのかい?びっくりしただろう。全く迷惑だよね。」


「本当ですね~」ああ、他にも同じような人がいてよかった。


私たちは、車に案内された。

次の飛行場がちょっと離れているのかな・・・?


もう一人のおじさんに尋ねてみた。

「あの、国内線の空港がそんなに広いんですか?」


「ん?なんでだい?」


「車で行くほどの距離なのかと思って。」


「!!!!????お嬢さん、聞いてないのかい?」


「えっ、何をですか?」


「君と僕は、これから車で帰るんだよ。」


「・・・・はい?・・・・えっ!えええええ!!!!!!!ゲホゲホゲホッ」


あまりの驚きに声も出なかった。

飛行機の予約をしたのに車が用意されているというこの矛盾。。


「つらいけど、頑張ろうね。5時間だよ。」


5時間!?そんなわけがない。

私は知っている。主人が前に10時間かかっていたことを!!

あれは日中だったとしても、8時間はかたいハズだ!!




イヤダアアアアアアアア




私の叫びを無視して無常にも車はマドゥライの街を走り抜けて行く。

ああ、先週ここ通ったな・・・



Nympheの神話@南インド


今頃もう着いているはずなのに、300kmも離れた街で夕飯を食べている・・


幸いにもおじさん(なんと新聞記者さん)は親切な人で

後ろの席を全部譲ってくれたり、すごく気を遣って下さった。


途中で出会ったドナドナのトラック。

明日には解体されてしまう牛だと、おじさんが教えてくれた。


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寝ようと思うと、ドライバーは車を止めて現地人に道を聞き始める。

はぁ・・・道知らないんかい。


後から知ったけど、この夜マドゥライでは暴動が起こっていたそうな。

くわばらくわばら。






予想通り8時間と少しで、家に到着。

うっ・・・ううっ・・・やっぱり、これがインドだ!!!