ジャズを歌い始めて、セッションなどで歌うようになるとお店やミュージシャンから
ライブで歌いませんかと声がかかるようになります。
これはよくあることなのですが、せっかくのチャンスを利用するのも良いでしょう。
ライブの経験がない、またはあまり経験がない人の場合は声をかけた側は遊び感覚ではありませんから
お客様を呼んでお店に利益をもたらすことが期待されているということも考慮した方が良いかと思います。
ライブが決まったら選曲ですが、
歌う曲数によってステージの構成を考えながら選曲しましょう。
ライブに向けて新曲に取り掛かるのもよいですが
あまりステージに慣れていなければ、歌い慣れた曲にすることによって余計なストレスを軽減できます。
歌いなれた曲は似たような曲が多い場合、リズムを変えたりテンポを変えたりするのも一つの手です。
それでも曲が足りない場合、新曲をライブぎりぎりまで歌を覚えているような場合は歌いこみが足らず、
そこから不安が生じて余計に緊張したり歌詞が飛んだりということもあります。
(プロを除いて)不安や緊張は見ている方に伝わりますので、
リラックスしてのびのびと歌えるかということは
音程やリズムの良しあしよりももっと大切なことだと思います。
かといって音程やリズムが極端に悪いのに変にステージ慣れするのは困りものですが。
特に慣れていない方はライブでは正しい音程で間違わないようにという気持ちから緊張でガチガチになってしまう人もいます。
初めてのライブから緊張もなしに歌える人はそんなに多くないのではないかと思うのですが、緊張ををコントロールできれば自分の良さを発揮できることでしょう。
しかし、一度緊張しはじめるとなかなかリラックスするのは難しいものです。
でも、ライブは一曲だけでなく数曲ありますから、だんだん緊張が解けてくることもありますし、
できるだけリラックスできる状況を作り出して臨むことはできますね。
ライブが決まったら、とにかく毎日、短くてもよいので時間をつくって声を出しましょう。
練習ではレッスンの録音を聞きながら練習したり、日々の発声練習やエクササイズのほかにカラオケなどを使って自分の歌を録音して聞くのはとても効果的な練習です。
(録音はエコーがかからない状態にしてくださいね)
音程やリズムが悪い状態でいくらたくさん歌っても上手くはならないからです。