今から20年くらい前でしょうか。
手からビブーティーという粉を出したり、時計などを物質化して日本でもブームになったサイババ。
当時親しかった人から週刊紙の記事を見せられました。
私はその記事に好奇心と猜疑心を掻き立てられました。
インドでは神として崇められていたようです。
当時サイババの事を書かれた「アガスティアの葉」という著書がブームになり、読んでみるとその主人公がインドへまるで映画のストーリーのように導かれて行く様が描かれていてノンフィクションの読み物としても充分に楽しめる内容でした。
私は大学生のころからインドに憧れていたので、
それからインドへの好奇心は募るばかり。
インドにはゴスペルに相当する「バジャン」という音楽があり、ヒンディー語の曲は私にとってエモーショナルに聞こえました。
私はヒンディー語のバジャンを歌いパーカッションのタブラを人に借りて練習するまでになっていました。
そのグループに参加しているうちにインド人が私に新品のタブラをくれると言い出しました。
ちょうどその時、タブラの先生がインドから長期滞在していてタブラを教わり、あまりに面白くてそれはもう指から血が出るまで練習するはマリよう。
さらに別の機会ににハーモニウムという置き型アコーディオンにような楽器まで買ってもらう事に。
すっかりのめり込んでしまいました。
初めてのインド旅行はサイババに会う旅でした。
私は特定の宗教を信仰するつもりがなかったのでインドの聖者はとても興味深い存在だったのです。
私にとって未知の世界。
まるで時間が止まったかのような世界でした。
サイババは1日に2度体育館の何倍も大きなテントのような会場に現れて会場の通路を無作為に歩いたり手紙を受け取ったり、例の現象を起こしたりしてました。
サイババに手紙を受け取ってもらうとその手紙の悩みや望みが叶うと言われていました。
初めて行った時の事は正直良く覚えてません。
何しろ人が多くて待ち時間が長い。
暑さと疲れでボーっとしていたかもしれません。
多分、遠くにサイババがいてそれを眺めているだけだったと思います。
東京に帰ってきて猛烈にお腹が痛くなり病院で点滴を受けた事だけはやけに覚えているのですが(笑)
その後、2度ほどサイババに会いに行きました。
私がなぜ今頃こんな事を書いてるかというと、先日からお酒の席で何度かサイババの話になり、
後日、
ん、、、そういえば私、サイババと一緒に写真をとってもらったような気がする、、、。
と思ったからです。
そしてうちの中を探したらありました!
(30人くらいの集合写真のようなものなのですが)
そして私の手紙をじかに受け取ってくれた事も思い出しました。
しかしそちらの世界からすっかり遠のいてしまった今となっては、一体何を書いたのかさっぱり思い出せないのです ´д` ;
そしてサイババが神なのかも未だわからないのです。
もし神様だったら相当すごい事だなーと思うのですが
私にわかるのはサイババはすごいパワーを持った存在だという事だけなのです。
うーん、手紙に何て書いたんだっけー⁉︎