声はヴォイストレーニングで人によっては見違えるほど変わります。
でもトレーニングしなくても生活環境でも変わってくるようです。
クラッシック場合、よい発声の条件の半分は呼吸であり半分姿勢であると声の専門家はおっしゃってます。
どんな姿勢でも声は出ますが、例えばテーブルに肩肘ついて背中を丸めて話すとどんな声になるか想像してみてください。
背筋を伸ばし、腰を安定させ、肩と喉の力を抜いて話した時の響きとは全く違ってくることでしょう。
歌うとき微妙な声のコントロールをするにあたって、姿勢と呼吸得の重要な条件になります。
そしてもう一つ大切な事。
それは精神の安定です。
ある声楽家があまり声の調子が良くない時演奏会の休憩時間に、
「今日は声が引っ込んで聞こえる」
と言われて、やっぱり声が変なのかとショックを受けてその後気になって集中力に欠けてしまいました。
自信のない時にはそのようなちょっとした事にも精神が負けてしまうものだと感じたそうです。
声はその時の気分がいかに大きく影響するものかと思うのです。
ストレスをためず、おおらかな気持ちでいることもよい声につながるのですね。