まだセミプロの頃、
私がジャズシンガーになろうと思って
聴けば聴くほどやればやるほど
所詮、どんなに頑張っても日本人にはジャズのフィーリングは無理。
そんな風に思えた時期もありました。
このブログを読んでいただいている方でジャズヴォーカルを真剣に志している方の中にはそんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
これは、聴いているだけではわからないと思います。
自分が歌ってみてはじめてその大きな壁にぶち当たる。
ジャズのフィーリング、
発音であったり、リズムの感じ方であったり、音使いであったり、音そのものの響きであったりそれら全てであるかもしれません。
私の登ろうとしている山は果てし無く高く、頂上が見えないまま登り続けているような気になったりしました。
でも、今から4年間くらいでしょうか。
若い時の笠井紀美子さんの歌を聴いてその思いは覆されました。
日本のジャズシンガーでもこんなにジャズのフィーリングを持ってかっこ良く歌えるんだと。
これはどう聴いてもジャズ以外の何物でもないと思いました。
もし、聴いたことがない方がいらっしゃったらぜひ若い時のスイング感タップリな歌を聴いてみてください。
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