中山アカデミーがお届けする、
【産業カウンセラー試験対策】演習問題一問一答
まずは選択問題からです。
<問題22>
フェスティンガー(Festinger,L.)が提唱した認知的不協和理論によって説明することが最も適切なもを選びなさい。
1. 弟をいじめる兄に対して親が強く叱ると、いじめることが少なくなる。
2. 子どもが単純な課題を行う場合、1人でやるよりも3人で行ったほうが、成績が良い。
3. 大人が人形を叩く場面を子どもが観察すると、その子どもも人形を叩くようになる。
4. 多くの苦労をしてあるグループのメンバーになると、そのグループに対する魅力が高まる。
5. 好きな遊びを行うことに対して賞を与えることを約束すると、子どもはその遊びが以前より好きでなくなる。
※解答は下にあります。
<解答> 4
<解説>
間違っている選択肢についての説明
1.親の叱責が罰として機能し、いじめの頻度が少なくなったと考えることができる。
2.他者が存在することによって喚起水準が上昇し、単純な課題の遂行が促進されたと考えることができる。典型的な社会的促進効果の記述である。
3.他者の行動を観察することによって観察者も同様の行動を学習する過程であり、モデリングと呼ばれる。
5.過剰な正当化と呼ばれる現象であり、不協和理論で説明することは困難である。
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