ドケルバン病 | サンテ整骨院へようこそ

サンテ整骨院へようこそ

福岡市博多区店屋町に本院があるサンテ整骨院グループのスタッフブログです。
天神整骨院、博多駅東整骨院と福岡県内に3院あります。
保険証が使える【交通事故対応認定整骨院】

9月になり天気も持ち直している今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月は連休も多い月ですので、インドアではなくアウトドアで過ごしたいですね。

今日はあまり聞きなれない『ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)』について書き込みたいと思います。
先日ラジオを聴いていると、最近この病気が多くなっているとの話題。
病気といっても整形外科疾患なのですが、スマートフォンが普及して手の拇指を使いすぎるあまり、このドケルバン病になる方が多いそうです。





写真の手にはわかりずらいかもしれませんが、手前に長拇指外転筋腱(拇指を外に広げる働きを持つ筋肉)とその奥の短拇指伸筋腱(拇指を伸ばす筋肉)があるのですが、この2つの腱を収める鞘の働きをする腱鞘が炎症を起こす病気です。
炎症が起こると、橈骨の茎状突起と呼ばれる手の関節の拇指側にポコッと出ているところ周辺に腫脹、熱感、圧痛、運動痛が出てきます。

原因は先ほども書いたようにスマートフォンによる過度の操作もありますが、手の使い過ぎやスポーツや指をよく使う仕事をされる人にも多く、特に妊娠出産期の女性や更年期の女性(ホルモン異常で腱が損傷を受けやすくなる)に生じやすいのも特徴です。





診断として写真のように拇指を中に入れて、他の4指で握らせて手の関節を尺屈(小指側)によせると痛みの増大と運動制限が現れます。
このテスト法をフィンケルシュタインテストとも言いますが、最近ではアイヒホフテスト(Eichhoff test)と言ったほうが正しいそうです。

治療としては、局所の安静、投薬、腱鞘内ステロイド注射などの保存療法(もちろん非侵襲的なマッサージも含む)ですが、あまりに症状が強く改善しないときや再発を繰り返すときはオペ(腱鞘切開)の適応となります。

もうまもなくiPhone6も発売になりますが、買った瞬間、操作に一生懸命になるあまりインドアになり過ぎないようにどうぞご注意ください。


天神整骨院
植村



サンテ整骨院グループ
サンテインターナショナル整体カレッジ 受講生募集中 随時入学可

ランキングに参加してます。
励みになるので2つとも1クリックお願いします!

にほんブログ村



整骨・接骨 ブログランキング