国試受験生の皆さん。
こんにちは。
サンテ柔道整復師国家試験対策予備校 室長の前田です。
国家試験まで残すところ48日(1/16日現在)となりました。
学生の皆さんは追い込みの時期になってきていると思います。
寒い毎日が続いていますが!
今こそ!踏ん張り時!!
頑張りましょう。
さて、
今回は「片麻痺運動機能検査」をご紹介致します。
~「片麻痺運動機能検査」~
脳血管障害は、運動障害、感覚障害、言語障害、高次脳機能障害などがあり、
その中でも、理学療法では運動障害を中心とした治療プログラムが実施されます。
治療プログラムを実施するには、末梢性麻痺と中枢性麻痺の回復過程を理解しておかなくてはなりません。
末梢性麻痺と中枢性麻痺の回復過程の違いについては、量的変化と質的変化と表現されます。
末梢性麻痺では、筋力が減少した状態の0から正常5へ向かって量的変化(筋力)が回復していきます。
中枢性麻痺では、弛緩性麻痺から始まり、質的変化の頂点であるstage3(共同運動パターン)となり、正常な状態であるstage6へと回復していきます。
ここで、学生の皆さんが理解しやすいところは、末梢性麻痺の量的変化(筋力)です。
そして、混乱してしまうのは、中枢性麻痺の(質)的変化という言葉です。
量的という単語では、筋肉量とイメージがしやすいのに対し、
質的という単語が、運動の何をイメージしてよいのか分からないという質問をよく受けます。
今回は、ズバリ!この疑問を解決します!
質的変化の(質)という言葉は、運動のコントロールという意味です。
例えば、肩関節の運動は、屈曲、伸展、内転、外転、内旋、外旋、水平屈曲、水平伸展がありますが、
中枢性麻痺では、この運動が限定されたものとなります。
コップの水を飲もうと、コップまで真っ直ぐに腕を伸ばした場合、
肩関節は屈曲
肘関節は伸展
手関節は中間位
手指は屈曲となり、運動方向では、肘関節のみ伸展となります。
このように一つの動作でも、様々な運動方向があります。
身体は筋パワーと共に、運動の方向も調節しているのです。
中枢性麻痺の回復は、最初に弛緩性麻痺から始まり、質的変化の頂点であるstage3(共同運動パターン)となり、
限定された運動のコントロールから正常な運動のコントロールへと回復をしていくのです。
では、共同運動にはどのようなものがあるの?
という疑問が出てくるでしょう。
Brunnstromでは四肢の共同運動を下記のようにしています。
メルマガを読みながら、実際にやってみましょう。
上肢の屈筋共同運動
肩甲帯は挙上と後退
肩関節は屈曲、外転、外旋
肘関節は屈曲
前腕は回外
手関節は掌屈
手指は屈曲
上肢の伸展共同運動
肩甲帯は前方突出
肩関節は伸展、内転、内旋
肘関節は伸展
前腕は回内
手関節は背屈
手指は伸展
質的変化の頂点であるstage3(共同運動)では、この限定された運動方向だけが可能な状態です。
学生の皆さんは聞いたことがあると思いますが、
もちろん!!伸筋共同運動もあります。
教科書で確認しておきましょう。
片麻痺運動機能テストには、多くのテストが存在します。
その中でも、代表的なテストが
ブルンストロームテスト(Brunnstrom test)です。
実は、このブルンストロームテスト(Brunnstrom test)を勉強する際に注意する事があります。
それは、教科書によっては、ブルンストロームテスト(Brunnstrom test)の中に、上田の別法が同じように記載されている場合があることです。
ブルンストロームテスト(Brunnstrom test)と、上田の別法は同じではありません。
勉強の際には、注意しておいて下さい。
国家試験まで残すところ48日(1/16日現在)です。
様々な検査法がありますが、実際に体を動かしながらすると、効率的に記憶できます。
頑張りましょう。
ピヨー。
さて、最後までブログを読んで頂いた学生様へ
~耳より情報~
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