こんにちは
先日いちと出掛けた時のこと。
高速のＳＡで部活の試合に行くであろう女子生徒たちがバスから降りてきた。
みんな元気できゃぴきゃぴしてて微笑ましく見てたら
いちが「ママ、あの頃に戻りたい？」と聞いてきた。
若さは欲しいが（笑）
「いや〜ママは今が一番しあわせや
学生の頃はしんどかったことも多かったし、戻りたいとは思わんわ〜」
そう答えた。
するといちは
「そっか。俺は戻りたい。」と。
え？
「俺は不登校になる前に戻りたい。
あのまま学校行ってたらこんなアホにならんで済んだし。」
あぁ…
登校するようになった今、
中二も終わりに差し掛かり
高校受験が視野に入ってきて
そんなふうに感じてたんやな。
ただ、いちはアホではない。
そもそもアホな子なんていないし。
勉強に触れてないのだから
できなくて当然なんだよね。
それに、不登校になった時は
いち自身が限界でそうなったのであって
あの時そのまま登校はできなかったはず。
いちの言葉から気持ちを思うと切なくて
「そんなことないよ！」と言いたかったけど
その時は
「そっかー。そう思っとんやな。」と答えた。
日々、わからん授業を聞きながら教室にいるの
しんどいやろな。
解けないテスト受けるの
つらいやろな。
友達と比べて
劣等感ハンパないやろな。
高校受験の話聞いて
焦るやろな。
学校でのいちの気持ちを想像して
たまらなくなった。
よく頑張って登校してるよなー。
「ママにできることはある？」と聞いたが
「ない。」と一蹴されてしまった…
成績に悩んでいることは気付いていたので
「いちが望むなら塾とか家庭教師とか探すよ。
その気になったら言っておいでな」
と伝えていた。
どんなに親が与えようとしても
本人の気持ちがなければ無理だしね。
その時が来たのかなーって思って
「塾、探してみようか？」って言ったら
否定はしなかった。
頑張りたくなってきたんだね。
普段からいつも
「いちは大丈夫や」
「あんたはすごい子」
「やってないだけでホンマはやれる子」
心からそう思って
そんな言葉を掛けていたので
いちの自信は枯れているわけではなかったようだ。
ある日、学校から帰宅して
「ママ」
「ん？」
「オレ、今日ちょっとマジメに授業受けてみたんや」
「おぉ！うんうん」
「そしたらな、めちゃわかるわ」
「そーーーなん
！」
！」「今までどーせわからんしってまともに受けてなかったけど」
「そっかそっか〜
うんうん。そやで！
いちはできるんやで！嬉しいな〜」
「…ぉん(照)」
そこに気付いてくれたことが嬉しかった
今までどんなにあなたは大丈夫と伝えても
「それはママが親やからそう思うだけや」
と受け取ってくれなかった。
それをわからせようとするのではなく
「今は受け取れないんだな」と
受け取れないこの子のまま
ワタシが認めて受け入れてあげたらいい。
そして受け取ってくれない悲しさが
ワタシの中にあることも
そのまま認めて受け入れてあげたらいい
結局、どうこうせんでいいってこと。
「この子は大丈夫」
「どんなあなたも大好き」
この気持ちの軸さえしっかり持っていれば
それはちゃんと伝わって
子どもの自己肯定感に繋がっていく。
逆に、
「やらせてやろう」
「できるようになれ」
そんな気持ちを持って「大丈夫」を伝えても
子どもには見抜かれる。
恐ろしいほどに。
ママがどんな気持ちで子どもを見ているか
それは子どもに伝わります。
ナメたらあかんよ〜
いちさん、
相変わらず家に帰ればゲームしかしてないけど
部活の朝練にまで参加するほどバスケを楽しんでる🏀
しばらく登校したり休んだりを繰り返してたけど
今のいちは楽しそう♪
勉強に対しての意識が変わってから
さらにそれが増したように思う
小４からの不登校で
空白の勉学は多いけれど
それでもこの子は大丈夫！
応援してあげたいなーって思う
塾探しは難航を極めていますが…
不登校で
勉強遅れるって焦ってる人もいるでしょう。
うんうん。焦っちゃうよね。
置いていかれる気がして悲しいよね。
でもね。大丈夫だよ。
今は勉強よりも
自分を守って休ませてあげることが先だよ。
しっかり休んで
好きなことしてパワーが溜まったら
また動きたくなるから
「やりたいな」って思えるようになるから。
自分はアホだって思ってもいい。
ダメな奴だって思うならそれもいい。
ただ、同じくらい
「頑張ってきた自分のこと」を
認めてあげて欲しい。
誰かと比べてまだまだって感じても
「自分なりの精一杯だった」って
わかってあげてね。
それが一番パワーが溜まる近道だから
お姉ちゃんの上京が今月末に迫っています。
遅々として準備は進んでませんが
本人はとても楽しそうに過ごしています♪
ワタシも不思議と不安はなく
楽しそうにしているお姉ちゃんを見て
いちとお姉ちゃんが話してるのを見て
しあわせやなぁ〜としみじみ感じてます
２人とも不登校を経験してきましたが
未来は明るいなぁと思うのです。
やっぱり「大丈夫」なんです。
信じて見守っていきましょう。
ママはママの気持ちを抱きしめてね