全てを感じ切る | どんなこの子でも大丈夫! 信じる育児 しあわせ育自  全肯定!心理カウンセラーなないちまみ

どんなこの子でも大丈夫! 信じる育児 しあわせ育自  全肯定!心理カウンセラーなないちまみ

子どもが悩んでいる時や落ち込んでいる時迷っている時
なんとかしてあげたくなりますよね
でも大丈夫!
子どもたちは自分で乗り越えていく力を持っています
信じる育児ができるって幸せです

前回の記事にたくさんのいいね!ありがとうございました(^^)

アキちゃん 紹介ありがとうね♡



さて、そのお姉ちゃん。


始業式には登校し、自分のペースで頑張っておりましたが、先日ついに単位を落としました。


事実上の留年です…!



義務教育の不登校では考えもしなかった単位という壁。


しかもお姉ちゃんは、中学までの義務教育中には踏ん張って踏ん張って登校していたのを知っていたので、ここにきてこの結果がかわいそうで悲しくて…。


初めて向き合わされる留年という事態に、ワタシ自身も

今後どうなるんだろう

学校とどういう話し合いになるんだろう

お姉ちゃんはどうしていくつもりなんだろう

そんな不安や怖さも…。


そしてまた、ワタシの中の罪悪感が疼いたりもして。



でももうその全てを感じ切ることにした。


「うんうん。

ずっと学校に戻りたい!ってがんばってきたお姉ちゃんを見てきたもんね。

あなたもずっとサポートしてきたんだもんね。

悲しいよね。当然だよ。」


「そうだよね。

留年なんて、人生の中で初めて向き合うんだもん。

知らないことばかりだし、不安になるのは当たり前だよ。

この子はこんなに素晴らしい子なのに、留年することで評価が下がるのは悔しいよね。」


「ワタシの中の罪悪感。

うんうん。そこにいること、ちゃんとわかってるからね。」



ひとつひとつ

感情に向き合って感じ切る。


無かったことにはしない。



すると、


「お姉ちゃんもワタシも、やれることはやってきた。

がんばってきた。精一杯やったよ!」


「留年くらいでこの子の人生が揺らぐわけがない。

こうなったからといって、この子の価値も力も変わらないんだ!」


「全てのことに意味がある。

この留年にどんな意味があるのか。

今後が楽しみで仕方ない!」


そんなふうに思えてきた(^^)




この日に単位を落とすことはお姉ちゃんが一番わかっていたはず。

苦しかっただろうな…


その日の夜、ワタシに話しかけてきた。


「ママ…単位落としちゃった。」

うん。そうだね。


「私、あの学校がよかったの。あの学校に戻りたかったの…」

そうなんだね。あの学校が好きだったんだね。


「いい先生や友達に逢いすぎた。離れるのが悲しい…」

そうかそうか。それは悲しいし寂しいね。

一緒に進級したかったね。


「うん…(T_T) 」

悲しいのも寂しいのも当然よ。

頑張ってきたのにこうなってツラいし悔しいよね。


抱き合って二人で泣いた。




この子にとっても、今のこの感情を感じ切ることが何よりも大事。


高校生のこの子には苦しくて厳しい作業かもしれない。

それでも目をそらさずに、悲しさ・寂しさ・悔しさを感じ切ろう。


大丈夫。あなたにはそれができる…!





そして後日、今後のことを話し合った。


驚くことに、この子は悲しみの底からもう未来を見ている!

まだまだ傷が疼くだろうに…


「私ね、映像に興味があるの。

3DCGを学んで、いつかハリウッドに進出して映画のエンドロールに自分の名前を載せたい!」


いいじゃ~ん☆

絶対できるよ!!!


本気でそう思う。

親バカと言われようと(笑)、ホントにそう思う!



いつも言ってきた。

『心がワクワクすることを大切にね!』


こうしなければ…

こうすべき…


ではなくて、


こうしたい♪

これが好き♡


を大切にする。


それはきっと生きる力になる!



不登校の渦中にいながら、自分の好きなものを失わなかった娘。

ワクワクすることにアンテナを向け、それに突き進んでいこうとする娘。


大丈夫じゃないワケがない!!!



「海外進出のためには英語力も必要だし、勉強しなくちゃ!」


「通信制にしたら時間に余裕があるし、その間に色彩検定とかプログラミングの資格を取っていこう」


「友達や先生は学校を離れても繋がっていられるしね」



まだまだ不安や苦しみもあるお姉ちゃんだけど、心は悲しみに支配されてはいない。


感情を感じ切ること

そして

今までの自分を認め「よく頑張ってきたね」と受け入れることが人を強くさせるのかもしれないな。





単位を落とした日、学校から「目を離さないでください」と言われた。


なるほど。

ショックから自殺を図ると思われたか。



「先生。

確かに現状は厳しいもので、あの子も悲しく苦しい想いをしています。


ですが、娘は自殺という手段は選びません。

今は苦しくても、また立ち上がる力を持っています。


見張るようなことはせず、信じて見守っていきますよ(^^)」


そう話し、前回の記事に書いた娘の気持ちを伝えると

「んん~…そうですか!」と頷き、娘への印象を変えた様子だった。




子どもたちは考えている。

子どもたちは感じている。


表現が幼かったり下手だったりするだけで、

私たちと変わらない心を持っている。


考えていることや感じていることを話してもらえる親になりたいね。



「上手く話そうとしなくてもいいよ」

「ゆっくりでいいよ」


ただただ言葉に耳を傾け、心を感じ、そのまま受け入れよう。



全肯定の世界は子どもたちにも優しい♡





この子は大丈夫。


信じられる幸せに今日も感謝!