桜が、満開になる季節に、桜が大好きだった、一人のおばあさんが、亡くなってしまいました。
私が、大好きだった高澤の、おばあさんが、亡くなってしまいました。
写真を撮られるのが、嫌いで、「はい、レンズを見て!」と、言っても全く無視!
そんな、高澤の、おばあさんが、大好きでした。
いつも、私の、スーツ姿を見れば、「あなた、その茶色のスーツ、もう着ちゃダメ!全く似合っ
て無い!日本人に、茶色のスーツは、似合わないのよ。」
と、全く遠慮なく、言いたい放題。
憎まれ口ばかりきく、そんな、高澤のおばあさんが、大好きでした。
新宿一の、資産家の娘に生まれ、生涯のほとんどを、中南米、ハワイなどで、過ごし、人の面
倒を見るのが、大好きだった方、外国から、帰って来ると、いつも、「あなた、いつも安っぽい
ネクタイしてるから、お土産買ってきてあげたわよ!」と、1本、2万も3万もする様な、イタリア
製の、ネクタイを、くれた高澤さん。
生前は、政財界の方や、沢山の芸能人にも囲まれて居た、名物おばあさんの高澤さんが、旅
立つ時は・・・・・・・・・・・・一人、淋しく、逝ってしまいました。
私の、師匠の、谷啓さんが亡くなった時にも感じた事だが、
人生って、こんなにも、儚いものなのか?
合掌