突然、危篤との連絡が・・・ | 三井三太郎オフィシャルブログ「三太郎のここだけの話」Powered by Ameba

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今日、午後、私の師匠、谷啓(クレージーキャッツ)さんの息子さんから、「くにおさんが台風なのに、調布へ出かけて倒れ、頭を打って病院へ運ばれ危篤です。」と、電話連絡を受ける。
「えッ?」と私は声を上げ、「目をかなり悪くして居たので、駅の階段で転げ落ちて頭を打ったのだろうか?」「そう云えば、谷さんも階段で足を踏み外して顔と頭を打って亡くなったなぁ~」などと考え、すぐに入院してる病院へ向かった。
くにおさんとは、谷啓の弟で、私が師匠宅に4年間、居候して居たときに、同じ部屋で寝食を共にした大好きで大切な方である。
彼は、兄で有る谷啓からは「人頭師(じんとうし)」と呼ばれ、私からは、「お兄ちゃん」と呼ばれ、他の家族からは「くにおくん」と呼ばれて居ましたが、実は、本名は、「成二」だと云う、面白い方でした。

病室へ入ると、(荷物を取りに帰ったとかで)誰も付き添っておらず、酸素吸入器をつけて、管だらけ、点滴をしながら、苦しそうに乱れた息を繰り返す彼が一人ベッドに寝て居ました。横浜から駆け付けた、彼の姉が到着し、一緒にステーション内で主治医から説明を聞くと、「8月にも倒れて治療をして居て、今回は、頭の中でグレープフルーツ1個くらいの出血が確認され、治療は困難で、手術にも堪えられない状態で、早ければ今夜、もって2日くらいと考えて下さい。」と言われる。
私は、2時間程で、病院を後にしたが、神様の様に優しかった師匠の谷啓が突然亡くなった時を思い出して、人生と人の命のはかなさを、しみじみと感じる、今日でした。
「お兄ちゃん、頑張って、お大事に!!!」