大学卒業まで、私と旦那さんはカナダのBC州の都市、
バンクーバーから350km程北にある小さな田舎町に住んでいました。
そして私がこの町の一番気に入っていた所は、
カナダらしい豪雪地帯だったことです
寒い日にはマイナス20度、熊もコヨーテも目撃され、
夜に歩けばダイヤモンドダスト、
運が良ければオーロラまで見えるカナダらしい町です
ということで、今日は雪の日に半袖を着ていたカナダ人に、なんでそんな寒い恰好をしているのか聞いてみた時のお話しです
カナダに住んで一年目、私は他の留学生と同じようにカナダ人の家にホームステイしながらSecondaryに通っていました。
そしてある大雪の日
屋外に半袖の同級生がいたわけです
カナダは室内は必ずセントラルヒーティングか、何かしら空調がついているので室内は暑いところも多いです。
室内は薄着、外に出るときは防寒ジャケットを羽織る、というなら分かります。
でも彼女は屋外にいました
気になりすぎた私は、まだまだ拙い英語で聞いてみました
(朝の出来事)
というわけで、謎は解けました
彼女も寒かったわけです!
それよりなにより、明るく陽気に返してくれた彼女に私は感動したのを覚えています
ちなみにそれからも、大雪の日にビーサンを履いていた子がいたり、
セーターを着ているけれどよく見たらそのセーターがビッチョビチョに濡れていて、
それをそのまま一日中着続けた強者に会ったりもするんですが
私ももう、ちょっとやそっとでは動じなくなっていました
ビーサンを履いていた子は
靴下を全部洗ってしまい履くものが無かったので仕方なく、
(靴下が少ないのか、なんでいっぺんに全部洗ってしまったのか、
どうしても靴下を履かないと靴を履きたくないのか…
疑問だらけでしたが彼女がいいならまぁいいか、と思い突っ込みませんでした)
びっちょびちょのセーターを着た男の子も、乾かなかったから仕方なく、
(他の服じゃいけなかったのかな?)
という答えでした
後からも少しずつ分かっていくことなのですが、カナダに限らず移民が多い国は、
人種も背景も様々な人がいるので皆かなり許容範囲が広いんですね
周りも気にせず、本人も気にせず
大らかで、(良い意味でも悪い意味でも)楽天家の人が多い印象を受けました笑
色んな人がいて、
色んな服装の人がいて、
色んな感覚を持った人がいて、
皆んなそれぞれに色んな事情がある
そんな当たり前の事を目の当たりにした出来事でした