2019/06/26更新
サンフレッチェ広島のホームスタジアム。
昔は広島ビックアーチと言われていた。
1994年のアジア大会のために作られた陸上競技場。
Jリーグでは35000人収容となっているが、実際はもっと入る。
バックスタンドの上部はほぼ使われない。


スタンドは全周1層式ですり鉢状になっている。
屋根はメインスタンドの一部にしかかかっておらず、ほとんど意味をなさない。
2019年ACLの為にメインスタンドとバックスタンドの1部が個席化された。
なんとも中途半端。


ホームゴール裏には昔ながらの電光掲示板がある。
Jリーグ規模のスタジアムでは今では遺産というべきもの。
ビジターゴール裏にはオーロラビジョンがあるが、サイズが小さいのでなかなか見ずらい。


陸上競技場なのでピッチは遠い。
夜の開催だと証明の具合かサイドの一部が白くなってしまい、ボールの行方を見失う。
サンフレッチェのサポーターはゴール裏ではなく、コーナーフラッグ後ろくらいに陣取って応援している。
ビジターゴール裏は試合によって緩衝地帯が変わる。

以前はメインスタンドの南側の席はミックスゾーンになっていてビジターサポも入れたのだが、変わってしまってビジター指定とビジターエリア指定でしかユニは着れなくなってしまった。
バックスタンドの自由席はビジターサポOKだ。
アクセスは電車ならアストラムラインの広域公園から徒歩で10分くらい。
ただ広島の中心部からだと山をぐるっと回るので、広域公園駅までに時間がかかる。
広島駅からのシャトルバスもあるがこちらは予約制。
予約していない人でJRを使うなら横川駅からシャトルバスが出ている。
広島バスセンターからは路線バスに乗るとバックスタンドのほうに到着する。
広島空港から直接スタジアムに行くなら、広島バスセンター行きのバスに乗って中筋駅でアストラムラインに乗り換えるのが一番楽。
山の上にあり、アクセスに難があるといわれているがクラブはかなり対策をとっていて、そこまで不便は感じないと思う。
地元の人はみんな車で行くので、車で行くなら早く行かないと駐車場が満車になってしまう。
スタグルは非常に充実しているし、あまり並ばないで買える。
日替わりの弁当などもあり、毎回来る人を飽きさせない努力をしていると思う。






広島といったら牡蠣。
どれもうまいよ。
このスタジアムは1994年のアジア大会のために作られ、1992年のアジアカップには使用されていたくらいの歴史がある。
そのため全体的な古さは否めない。
ほとんどがベンチシートで個席化されていない座席。
デザイン優先で意味をなさない屋根。
FIFAでは数に入らない和式のトイレ。
中心部から遠い。
陸上競技場なので、どうしても球技専用に比べて見辛いなどたくさん問題がある。
これはクラブも分かっていて、2000年前半には専用スタジアム構想があった。
しかし15年経っても何も進んでいない。
収益についての対立があるので、行政とクラブの折り合いがつかない様だが、他クラブを参考にすればいくらでも改善できる問題な気がしてならない。
味スタのように、イベント、コンサートでも使えるだろうし、カシマのように、試合がある日以外にもたくさんの活用法があることを示していくべきだろう。
すでにJリーグからは何度も改善命令が出ていて、最悪ライセンスの問題に発展しかねないので、早く決着を見てほしい。