本日はその拾参のつづきであります。
町田梅之進自刃の地を過ぎますと、
またまた石畳が見えます。
↑この写真、適当なのがなかったんで、
去年の10月に歩いた時のものであります。
ホントは僕の姿が写っていたのですが、
合成して消したのであります。
しかし左手に流るる茶屋川の水の美しいことよ・・・。
この清流で、顔を洗う不肖山笑であります。
「お~!何と気持ちがええのう!!こりゃあ最高じゃのう!!」
そして、ひたすら歩く、僕と好青年E氏であります。
一歩一歩歩いて行きますと、やがて風景が変わります。
なんとまあ、すごい、すごい。
見事な青空であります。
あの高杉東行先生も、この地より、
あの空、そしてあの山を、ご覧になられたのでせうか。
「う~む・・・。感無量じゃのう・・・。」
感慨に打たれながら、歩みを続けます。
もの悲しい感じのする廃屋であります。
(僕はこの道を歩く度、必ずここの写真を撮っちょるんよね~。)
そしてしばらくいきますと、向こうに見えるは、明木村の英雄。
明木将軍と呼ばれた、滝口氏の旧宅であります。
明治に、明木村に図書館を作ったり、
貴族院議員をつとめたりと、大活躍をされました。
「う~む。やっぱり僕らあとはグレードがちがうのう・・・。
さすが!おやりるのう!」
「やった~!!明木じゃあ!!」
左に行きますと、馬関(下関)に至る赤間関街道。
右に行きますと、萩に至る萩往還であります。
「Eさん。ぼちぼち昼にせようかねえ。」
時計はもう、正午を少しまわっていたのでありました。