そういえば、萩往還を、佐々並から萩まで歩いたというお話。
随分、間が空いてしまいましたなあ・・・(^o^;)
このペースで進んだ場合、一体、いつ話が終わるのでせうか。
今年中に終わるのでせうか。それとも来年でせうか。
まあ、ぼちぼち書いていきませう。
ここ釿切は、民家が点在し、
この横穴は、道路脇の斜面に掘ってあります。
この中に籾殻などを入れて、芋などの食料を貯蔵します。
こちらでは、野菜を洗ったり、鎌を研いだりするのでしょう。
僕たちの故郷では、こういった水を溜めた洗い場の事を、
「船(ふね)」と呼んでいました。
石臼も見えますねえ。
この石臼は、ここを通るたびに見かけます。
玄武岩製でしょうか。少し色が黒っぽいですねえ。
まあ、何とかっこいい石臼ですこと。
こちらの写真は、4年前のものです。
当時は、ここに・・・、見えますでしょうか。
このように横断歩道がありました。
(画像をクリックしますと拡大できちゃうんだなあ~。)
そして、こちらは「庚申塔(こうしんとう)」であります。
この庚申塔、あちこちでよく見かけます。
これは何のためにあるのか、早速調べてみました。
すると、こうありました。
これは、道教の思想によるものだそうです。
60日に1回の庚申(かのえさる)の夜に、
人体に住む「三しの虫」が、
眠っているうちに体から抜け出して、
天帝にその人の罪を告げ口するらしいのです。
「よ~、旦那ぁ~。」
「おお、三しの虫かあ、今宵はどんな告げ口じゃ。」
「へえ、旦那。山笑っていうアホな男がおりまして・・・。」
「おう、知っちょるど。あいつがどうした。」
「へえ、ヤツは、この前、仕事中に、
下関吉田の東行庵をうろうろしてましたぜ!」
「何!仕事をさぼって東行庵をうろうろ!
う~む、実にけしからん!
山笑なるものを裁いちゃらんにゃあいけんのう!」
と、まあ、このような感じなのでしょうか。
それにしてもこの三しの虫って、
ゲゲゲの鬼太郎の「ねずみ男」みたいなヤツですなあ。
実にいやなヤツですなあ。
それで、庚申の夜に眠らなければ、そういったことはありませんが、
「寝んのも大変じゃいのう。寝ちょっても大丈夫な方法はないかいのう。」
ということで、この庚申塔が出来たようです。(ありゃ~、何とまあ横着な。)
庚申塔は、皆が眠っている間に、
この三しの虫を封じる役目を担っているのであります。
「よ~し、今宵も告げ口しちゃるかのう。イッヒッヒッ・・・。」
するとそこには、みんなの味方、庚申塔くんが!
「三しの虫!ここは通さんど~!!よ~し!庚申塔ビーム!!」
「うわ~っ!こりゃあまいった!こりゃあいけん!ひえ~っ!」
庚申塔くんによって、三しの虫は封じられるのであります。
嗚呼、庚申塔くん、ありがとう。
陰でこんな風に、僕たちの役に立ってくれちょったんじゃのう・・・。
さて、道を進みます。するとこういう景色が!
ここは五文蔵の入口であります!
さあ!ここからはまた、土の道ですよ!石畳もありますよ!
ここからがまた実に良いんですいね!
このお話は、まだまだつづきますよ!
それではまたお話しましょうね!(今度はいつになるのかなあ・・・。)