ゆきっちゃんが 虹の橋をわたりました
 
 
 
ゆきっちゃんが うちの子になったのは
2017年の1月です
 
みかけはほぼ大人でしたが
まだしっぽの短い ひななのに
鳥屋さんで 外においてあって 
保温が必要な時なのに と 気になっていました
 
私が通るたび 走り寄ってくるし
小雪舞う寒さのなか つれてかえってしまったのでした
 
 
 
我が家 はじめての インコです
(それまでに ウズラを飼ったことはあります)
 
鳥屋のおばちゃんが いきなり はねを切ってしまって
それで とべないんだと思っていましたが
ずっと ろくに飛べない子でした
 
なのに 食べることが大好きで
そのまえまで 脂肪肝で 通院していました
 
 
1羽のときは
私たちがそばにいないと ごはんを食べない子でした
 
私たちが トイレにいって 姿がみえなくても
さけぶ子でした
 
 
1年後 キンカチョウのたーちゃんがくると 少し嫉妬していましたが
その後 どんどん増えると
飼い主がいなくても
ごはんを食べれるようになり
 
私たちが カープへ行くときは
「その赤い服を着ると 夜中まで帰ってこないんでしょ」
みたいな態度でした
 
 
1羽のときは まだ性別がはっきりしてなくて
せっせと 言葉を教えていたら
(オカメは男の子だけがしゃべる)
「カープ」
と 言おうとしていました
 
なのに しゃべる子がくると
自分の役目は終わった みたいに しゃべる努力はやめてしまいました
 
 
 
名前は いろんな人が候補をだしてくれましたが
若いお友達の候補の ゆきちにしたのに
女の子だとわかって
ゆきっちゃんにしました
 
でも ゆきち姐さんとも 呼んでいました
 
先住鳥として いつもたてるようにしていました
 
 
 
ケージが大きいし
脂粉が多いし
飼うまでは 迷っていたのに
飼うと かわいくてかわいくて
 
時々 昼間 仕事のないとき
ごろんと 横になって ながめながら
 
シマエナガみたいに かわいい子が
いつも そばにいる
こんな幸せないなあ
と ただ ながめていました
 
 
次々 鳥が増えて 思うことは
ゆきっちゃんって おもしろい子ではありません
 
他の子は ぶんぶん とびまわったり
おもしろいことをしたり
しゃべったり 歌ったりしますが
 
ゆきっちゃんは とびません
 
なので 肩で じーっとしています
 
さすっても おこります
 
でも お客様のことも 覚えていて
一度 肩にのった人のところへは とことこ歩いていきます
 
 
まだまだ ずーっと このままの日々が続くと思っていました
 
インコの寿命は長いですから・・・
 
 
 
ゆきっちゃん 前のたまごを産んだことがあって
そのとき 発情状態が心配で
受診したいのに
 
うっかりしたもので 主治医をきめてなくて
 
あちこち電話したのに
あやしい獣医さん以外 鳥は断られ
 
ある獣医さんが ここからタクシーで3000円程度の病院を
おしえてくれました
 
そのときは そこの受診で よかったのですが
ダイエットするように 言われました
 
 
昨年7月のこと
肩にのせると ゆきっちゃんが臭く
糞が 尾羽についているのです
 
元気がないと 翼や 尾羽が落ちてきます
 
それで 汚れが付いたのだと思うのですが
心配で 仕事も放り投げて
その病院へいくと
 
うちでは 手に負えないので よそを紹介する
岡山の病院はどうか
と言われ
 
さすがに他県は無理というと
 
他市の病院を紹介され
 
遠いけど そこへ行くと 女医さんで
とても 優しく なにより ほぼ 鳥専門という病院で
先生が 鳥が好きで
タイハクオウムや コンゴウインコや ヨウムも
飼っておられ
コンゴウインコはみせてもらったこともあります
 
 
そこで 検査をしてもらい
 
腸が弱っているので その治療と
脂肪肝なので その治療で
手術とかない と 言われました
 
ほっとして
通い始めました
 
 
すごく 調子のいいときは
身体がしまってきて
みんなと一緒に飛ぼうとしていたんです
 
 
 
それが このところ ちょっと 糞がゆるいし
いただいている腸のくすりを飲ませていたんですが

次回受診日を早めてもらおうと 思っていたんです

 

元気は元気

 

餌に肝臓の薬をまぜているので

放鳥中 他の子の糞がはいるといけないので

よそへかくしていて

あとで入れわすれると

大きな声で ついこのあいだも 催促うけました

 

床もぺたぺた 走り回っていました

 

なのに きのう

なーんか おかしい

 

気になって

主治医は 月曜日 金曜日 祝日やすみ

夕方診療なのですが

 

きのう 何度かラインし

 

休日でも みてやると 言われたら

即行こうと 思っていましたが

 

やはり 休みは休み

先生も ご予定があるようで・・・

 

ラインで 画像も送って

指示をいただけるし

火曜日 みていただけることになって

様子をみていたんです

 

もしかしたら

月曜日 みてくれる 別の小鳥病院をさがしたほうがよかったのかも

しれません

 

これまでの経過を知ってくださっている 信頼している先生に

みていただこうと 判断したのは 私たち

 

 

朝の状態は きのうと同じ

 

 

朝 仕事をして

 

そのあと 父の眼の手術につきそうために 実家へいくことになっていて

その後 小鳥病院へ連れて行く段取りを

一家で 話し合っていました

 

万一父にトラブルあったら

私は別行動で 一人で 病院へむかい

そこで おちあうよう

用意も万端

 

 

手術後の父を自宅までおくるつもりでしたが

早く帰らないといけないので

それはできないことも 父に 話してあります

タクシーなどの段取りもするからね

と 言っていたんですが・・・

 

 

小鳥病院が閉まる時間より あとにつく予定だったので

それ以上 おくれないための 早く帰ろうと思っていたのに・・・

 

 

仕事のあと

ゆきっちゃんを触ると

ぞくっとしました

 

やばいやばいやばい

 

なんだか やばい (悪いやばい)

 

 

これは 病院へいくために 早く帰るんじゃなくて

みとるために 早く帰らないといけないことになるんじゃないだろうか

 

 

 

 

実家には やらないといけないことがいくつかあって

 

とりあえず 行ったものの

 

眼科に父をつれていき

早く帰らないといけないことを言い

タクシーなどをおねがいして

いそいで かえりました

 

 

 

なのに

 

間に合いませんでした

 

 

ひとりで いかせてしまいました

 

 

 

もう 動かない

 

もう 声もきけない

 

 

 

 

他の子たちが

ごはんごはんと言っているのに

その世話もせず

 

まず きれいな箱さがして

ハンカチ敷いて ゆきっちゃんを眠らせて

 

花もいれて

 

そのつぎに ケージをばらばらにしました

 

 

からっぽのケージがいやで かなしくて

 

風呂場でごしごし洗いました

 

 

 

 

ブログを読んでいる人には

ブログで これを知らせたらよくて

 

そして もう この話は なしにしてもらって

(メッセージとか なしで お願いします)

 

ブログも 明日からは

今日の実家での話とか 普通に楽しくかいて

 

ゆきっちゃんのことは ふれてくださらないほうがよくて

 

私は明日も普通に仕事をするし

 

遊びの予定も普通どおり

 

 
 
 
若いお友達は ブログを読んでないことが多いので
名付け親だし と 報告したら
 
 

 
本の写真をおくってくれました
 
こういうの 勝手にのせたらいけないんだったら
ごめんなさい
 
 
これを 読んだら 泣けて泣けてしかたありませんでした
 
 
 
 
小鳥病院の先生には ラインで報告
 
脂肪肝が理由の死ではなくて
きのう 受診していても
打つ手がなかったかもしれないとのことで
 
でも 後悔のない死なんて なかなかないもので
 
かなしくてかなしくて
 
 
でも 世界中さがしても
ゆきっちゃんと 同じ鳥はいないので
ゆきっちゃんのかわりに オカメを飼うとか ないです
 
 
ゆきっちゃん
今 やっと
自由にとぶ翼を手に入れたのかもしれません
 
 
 
 
 

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