大昔 土田れいこ先生(当時 障害の講演をよくされていた先生)
の講演会にいくと
「うちの家族も 〇〇っけが 強いんですよー
あたらしい靴を買って なかに つめものがあっても
それに 気づかず きついなあ って 言いながら
はきつづけるんですよ」
みたいな こと 言われていました
 
〇〇のなかには
自閉講演会のときは 「自閉」
 
学習障害の講演会のときは 「学習障害」
をいれて 言われていました
(当時は 軽度の発達障害を
学習障害にいれがちでした)
 
 
この先生の話のなかで よくでていた話
 
チョコの箱に あめをいれたとします
それを A(発達障害)もみていました
そこへBがきました
Bは あめをいれるところをみてないので
箱には チョコがはいっていると思います
だけど Aは Bもこの箱にはあめがはいっていると
わかっていると 思ってしまうのです
 
という話
 
 
 
 
それを 介護現場で思い出したことがありました
 
 
少し話はとびますが
 
前に 障害サークルで もちつきをしていたとき
ぜんざいも つくるのですが
 
当時これなかったボラさんに ぜんざいをもっていくのに
私はきれいに あらった コーヒーのびんに
いれていったんです
 
(いまだったら 絶対にしないわー
なぜ そのころは そんなものに いれたのか
自分でも不思議)
 
すると 当時仲がよかった その人が
 
「私はささきさんをよく知っているから平気だけど
あまり しらない人に
つかいおわったびんに いれて ものをあげたら
いやだと思う」
と 言ってくれ
 
たしかにーーー
 
と 思ったのでした
 
ジップロップとか タッパーとか つかえばいいんですよね
 
 
 
話 もどして
ある利用者さんの遠い親戚のかた
 
時々 手作りのものをもって
こられますが
たいていは 使い終わった容器を使われます
 
そういうとき
前記の 人のことばを 思い出します
 
でも 私は べつにいいのですが
 
さすがに 数年前の容器だと
うーん って 思うときもあります
 
 
それはともかく
 
そのかた マーガリンのいれものに
(もちろんきれいにあらって)
 
ポテトサラダをつくって 持って来てあげたらしいのです
 
 
数日後 私がいくと
そのまま いたんでいました
 
その利用者さん
ジャムは好きだけど
マーガリンは あまりお好きではなく
 
マーガリンと思って ふたをあけられなかった様子
 
 
 
あめとチョコの話を思い出すわーー
 
ちょっと 違う話だけど
結局 根底は同じ
想像力とかの欠如も関係ありますよね
相手の身になるということが難しい
 
 
 
認知症で 記憶がすぐ消えるのがわかっているのに
マーガリンの入れ物にいれて ふたして おいておくって
 
なーんの悪気もないけど
想像力が かけているよね
 
お皿に入れて ラップかけていたら
きっと 召し上がられたのにね
 
 
 
 
さて またまた話がかわって
 
きのうの夜
 
「宅配ボックスみてー」と ナースさんからライン
 
遠くから わざわざきて
ピンポンならさず 宅配ボックスにいれておいてくれたもの
 
これっ
 
 
 
 
 

 
かわいいでしょーー
 
小鳥の和菓子
 
食べるのがかわいそう
というのに 男2人は 早速食べました
 
それをナースさんに言うと
 
「(冷凍だから)まだ かたかったんじゃない?」
 
とのこと
 
それを次男にきくと
 
「まだ かたかったんじゃないかって
ナースさんが言っているよ」
 
「おいしかったよ」
 
答えになってません
 
それを ナースさんにいうと
 
「トーサンのそういうとこが 好きよ」
 
と トーサンだと決めつけています
(笑)(笑)(笑)
 
こりゃ トーサンにもきいてみようと
 
同じ質問をトーサンにすると
 
答えも次男と同じ
 
「おいしかったよ」
 
 
これって これも 発達障害ならではの発言なんでしょうか(笑)
 
 
 
かわいそうだけど
今日も1羽ずつ 食べました
 
 
 
 
 
 
 

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