もう 何年も前のことだけど

 

義親の面倒をよくみている友人のことを

ある年上のかたが

 

「年寄りをあまやかしたらいけん

台風の日に 押し車を押して 買い物に行っているオババが

テレビにうつったら 立派!と拍手したくなるもの

ぎりぎりまで 自分の力だけでがんばればいい」

と 言われていて

 

(いや 台風の日にでかけるのは やめたほうがいいけど)

 

すごく納得したものの

だけど 実際に そういう現場で働きだすと

そこまで がんばらなくても

まわりに 助けをもとめていいじゃん

って かたもたくさんいて・・・

 

今後 介護職の数はたりなくなるし

自分でどうにかしよう って 気持ちを持ち続けておくことも

大事ですけどね

 

 

 

 

 

さて 最近読んだ本

 

 

 

 

 

 

このなかに書いてあることの1つ

 

「病人 老人 障害者であることは資格ではない」

 

 

過度にあまやかしている風潮を批判されていました

 

そうすることによって

不当な差別をうけている

とのこと

 

「受けもするけど 同時に与えもする

という機会をうばわれている」

という説明に 納得できました

 

 

 

この本 納得できる言葉が多いのですが

わりと 短い文章でかかれているので

行間を自分で考える部分が多く

 

あまやかされすぎているという言葉に

どきっとしたものの

 

なにも 今 うけているサービスをとりあげろとか 言っているのではなく

あたえられるだけの状況では だめといっているので

 

そうだよな

と 思えたんです

 

 

 

ヘルパーが週4 入らないといけないようなかたが

近くの公共の場のごみを拾っておられたり・・・

 

 

でも すべての人が

そんなふうにわかりやすいなにかをできるわけじゃなく

 

ささやかな

だれかになにかを与える ということさえもできない場合もあるわけで

 

長男 三男 なにができてきたかなあ

と 思いをめぐらせてしまいます

 

 

 

そんななか

仕事先のかたで

まだ高齢者でもなく

私よりできることがいっぱい(運転とか)なのに

 

いっぱい私たちに命じて

 

あれもこれも と たくさんやってもらうことを

望むかたがいます

 

 

それは 障害 病気ゆえに

そうしないとだめなことなのか

 

もっと ご自分でやられたほうがいいのでは

と 思ってもいいことなのか いけないことなのか

 

勉強しても わかりきらないでいます

 

 

障害理解って 難しい・・・

 

 

ただ 

そのかたが 自分は弱者だ なにかをやってもらって当然

って 思われているようで

 

まだ一度も 「ありがとう」をきいたことないな

 

お礼をいわれるために 働いているんじゃないけどね

 

 

 

あまえないということの線引きは 難しいなあ

 

 

 

 

 

 

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