自分は、布を使って何か作るのが好きである。20代の頃から色々作って、身近にいる人達にプレゼントしてきた。喜んでくれるかなとその人の顔を思い浮かべながら、作る。
今まで、差し上げた物が返ってきたのは、一回しかない。それは自分にも責任あったので、無理に気持ちを押し込んで納得した。でも、あの時の気持ちは意外な程落ち込んでしまった。返されるって、こんな気持ちになるんだと初めて知った時だった。
なので、この話しを聞いた時、強く興味を持ってしまった。
地元で、編み物をして収入を得ている人がいる。その人は、事情があって、県外に暫く住む事になった。
そしてその県外の地で、編み物教室を開いて、沢山の生徒さんも来て、安定した収入を得ていた。
その時、地元で親しくしていた人に、3枚のセーターを編んで送ってあげたそうだ。
数年して、又地元に帰ってき、前の様に編み物で生計を立てていた。3枚セーターをあげた人もその他の人も、以前の様に遊びに来るようになった。
ある日、セーターを貰った人が、貰って5、6年経ってるその3枚のセーターを持って、
「これを買い取って欲しい。」
と言ってきたそうだ。
最初は???で戸惑ったそうだが、ついつい言われるまま、
「5000円でどう?。」
と自分で言って、お金を渡してしまった。
それからが、何とも腹が立って暫くイライラしてたとか。しかも、そのセーター、洗っていないのか汚くてとても臭かったと。
それを聞いて、もうただただ驚いた。
「えー😱。」
である。話しを整理すると、
→糸を買って、編んで、送料かけて送ってあげた
→それを、5、6年経ってから、買い取れと持ってきた
→5000円で買い取った
何をどうすれば、そうなるのだろう。この方は、私みたいに、趣味でやってる人ではない。今現在でも、オーダーされたスーツを編んで、6万円で売れてる人である。
そんな失礼な人とは、今後一切付き合わないんだと言われても、
「でも、言えない………。」
と煮え切らない。まぁ、本人がそう言うなら、これ以上言う事は無いですね。
実は、この買い取れと言ってきた人とは、私は仲が良い。結構数人の人が、この人の厚かましさを嫌っている。でも、自分はこの人に不愉快な思いをさせられた事は無いので、嫌う理由が無い。
それでも、流石にこれは………。
人の話しを聞いて、その人を避けるのは違うかもしれないが、さて、どうしたものか。
因みに、編み物で生計を立てている人は、83歳。現役です。凄い。
世の中には、道理の通らない事を平気でする人がいるんだな。
それを分かってて、受け入れる人もいるんだな。
と、思った次第であります。
なんてね。