法と秩序に守られた日常の膜は、
おそらくコンドームのゴムよりも薄い。
ある日、突然、
それは同級生の逮捕という形で暴かれた。
先端を尖らせた暴力と混沌がテレビ画面を破り、
俺の網膜に突き刺さった。
例え、二十年以上会っていなくとも、
直感的にフラクタル図形だと分かるように、
そいつが同級生だと分かった。
容疑は「子殺し」だった。
奴が無邪気な15才だった記録をここに残しておく。
「 ○○○っちゃん、
お土産忘れて、
桜満開 ヽ(゜▽、゜)ノ 」
奴が京都の修学旅行で残した俳句だ。
もう、今では笑えない★
俺に金を返さなかったケンジも、
いまや裏世界の最下層の住人になった。
次にニュースに出るのはこいつかもしれない。
「 ブスの女より、
綺麗なオカマの方が良い☆ 」
それがオカマのひもになった奴の、
折られた前歯の隙間から飛び出した名言だった。
自分の子供を殺した同級生、
オカマのひもになったケンジ、
二人に言いたい。
ゴムを付けろ♪