「どんなタイプの(異性)が好きですか?」
合コンでも、婚活でもないのに、
未だにこの手の質問を女性にされる事がある。
答える前に、
かつて、合コンでの自己紹介の最後に、
「特に必殺技はありません」と付け足していたやっちゃんを思い出す。
俺に特定の好きなタイプは無いが、苦手とするタイプがいる。
それは、
豹柄の靴を履く女と、ベレー帽を被る女だ。
一見、豹柄の靴は足が速そうに見えるが、
そいつが自然と俺の前を歩く事は無かった。
一見、ベレー帽はマンガを描くのがうまそうに見えたが、
そいつはマンガの話すらしなかった。
そのギャップに俺は苦しめられる。
しかし、今回話す女はその苦しみを超えて、
恐怖の対象でしかなかった。
一年間に渡るストーカーとの戦い。
もし、俺に必殺技があれば、
即座に使って真っ二つにしていたはずの病んだ女は職場にいた。
プレゼント攻勢にデートの誘い、待ち伏せ、ボディタッチ、
手紙、関わりを持とうとするアプローチすべてにおいて、
「だが、断る!」の姿勢を貫いた。
退職間際に、
曲がりなりにも好意を寄せてくる異性からもらった手紙を、
果たして君は読まないという決断を下せるだろうか?
ストーカーが去った今でも、
それは英断だったと俺は確信している。
そして、今は少し平和で、
もし、彼女が巨乳で、美脚で、お尻がセクシーで、美人で、聡明で、性格も良くて、ワンピースも着こなしちゃうほどスタイルが良くて、健康で、足も速くて、マンガも描けて、料理も上手で、結構エッチな方だったら…
とも思っているヽ(゜▽、゜)ノ
だけど、
俺は一人の女性に対して、女性が持つすべての顔や要素、理想を求める事はしない。
それは、ストーカーが妄想で抱いた俺の設定や物語と同じだからだ。
だから「どんなタイプの(異性)が好きですか?」と聞かれると、
とりあえず、最初の「巨乳」と答えるようにしている♪