とっても気になる変な名前です。
今年、綺麗に咲いているのに会いました。
「ガガブタ」です。 漢字になると「鏡蓋」となります。
鏡の蓋です。それは調べると「ガガ」とは鏡のことで、ブタは蓋からで「鏡蓋」となったようです。また、水面を覆うように浮いている光沢のある葉を鏡の蓋にたとえたという説もありました。
さらに、「江戸時代頃の鏡は金属を磨き上げた鏡面に埃や傷がつくのを防ぐために普段は箱に入れられていました」これとこのガガブタの丸い葉と葉柄の様子が柄のついた鏡(柄鏡)の箱の蓋に似ているので・・ついた名前の説もありました。
さらに、ため池などの水面を「鏡」に見立て、本種の葉が水面一面に繁茂している様子を、「鏡に蓋をしているようだ」ということで、「鏡蓋」とされた、という説もあります。水田の水面を覆いつくすウキクサも古くは「かがみぐさ(鏡草)」と呼ばれているのでそういうことも関係しているかも知れません。いろんな説がありました。
ミツガシワ科、アサザ属の常緑性の多年草です。
在来種です。 日本では本州~九州の湖沼やため池で暮らしていますが、生育地はどんどん減少して、絶滅が危惧されています。
海外では朝鮮半島、中国、台湾や東南アジア、オーストラリアにもいるそうです。
アサザ属なので、アサザとちょっと似たイメージです。でもアサザは黄色の花です。
水底にしっかり根を張って長い茎を水面に伸ばして上の2つ目の写真のような葉を浮かべます。 茎は丸く、枝分かれしません。
図鑑では「葉っぱの大きさは生育環境によって4~20cm程度と幅があります」となっていました。また葉の表面にはしばしば紫褐色の斑紋があり、葉裏は紫~紫褐色をしており、粒状の腺点があるそうです。
花は7月くらいから10月までで、葉腋から長さ3~10cmくらいの花柄を多数出して、花の直径が1.5~2cmくらいの花を咲かせます。花の中心部が黄色くなっています。 花は一日花だそうで、朝早く開いて午後にしぼんでしまうそうです。
花冠は5つに深く裂けて、花びが5つのように見えます。この花びらの内面と縁に白くて長い毛がいっぱい付きます。この毛の役目は?
5数性の花なので、萼片5つ、雄しべも5つです。雌しべは1つで、柱頭は2つ。
雄しべの付き方も花びら(花冠の裂片)と互生しています。
さらに、この花、長花柱花と短花柱花の2つのタイプがあって、果実が出来るのは、この違いタイプ同士でないと結実しないそうです。
この性質というか、自家不和合性はミツガシワやアサザなどもそうです。
できる果実は楕円形の蒴果です。
次の水生植物は
「トチカガミ」です。 感じが超難し、字画多すぎです「鼈鏡」です。
トチカガミ科、トチカガミ属の浮水生の多年草です。
在来種です。暮しているのは本州~九州、沖縄の池や布、川、水路です。
群生して、浮葉性の多年草です。
日本以外でも朝鮮半島、中国、台湾東南アジア、オーストラリアにもいます。
この属の仲間は世界に3種しかいないそうです。
この名前の「トチ」は、栃の樹のトチかと思ったりしましたが、暮らしている環境も外見も全く違うので、調べると・・・和名はスッポン(トチ)の鏡に由来するそすうです。
それは「葉が丸いため、スッポン(鼈のことで方言でトチと呼ぶそうです)のカガミ(鏡)の意味から名前がついた。水温の高い時期は匍匐茎を伸ばして広がり、水面を覆います。茎は淡緑色で水中をまっすぐに伸ばし、5~20cm位に葉と根を出すそうです。
葉っぱは根生して、浮遊したり水中にあったりしています。
葉柄があり、托葉があります。
葉っぱは卵形や円形、または腎形などで全縁で濃緑色で光沢があります。
葉の表に5つ以上の湾曲した脈があります。
そして「裏面気嚢(浮袋)があるのが特徴だが、葉が混み合って水上に伸びた葉(気中葉)では気嚢は未発達で、水上葉よりも葉の基部の切れ込みが浅い」とありました。
花は白色です。花びらが3つで綺麗です。
そしたらなんと雌雄異株だそうで、雌花と雄花があるそうです。
なので、詳しい資料を探しました。
「雄花は花柄が細く、雄しべは3個が4輪生し、雄花の苞鞘には1~16cmの柄があり、この内側に4~6個の雄花の蕾ができる。雄花の花柄は直径1mmほどと細く、長さ3~8cmに伸びて1花ずつ水上で開花し、1日でしぼむ」とありました。
また、「雌花は花柄が太く、6心皮、子房下位、花の下側が膨らむ。雌花の苞鞘には柄がなく、内側に1個の雌花ができ、直径3~4mmの花柄が3~8cmに伸びて水上で開花する」そうです。
花は単純そうに見えましたが、本当はけっこう複雑でした。
さらに「雄花、雌花とも萼片と花弁は3個ずつ。萼片は緑白色で楕円形。花弁は長さ0.7~1.5cmの広楕円形。雄花には雄しべは6~9個、仮雄しべが3~6個ある。雌花の花柱は6個で先はそれぞれ2裂し、さらに6個の仮雄しべがある」そうです。
そして出来る果実は長倒卵形の裂開果という果実です。
また、秋に茎の先端に殖芽を作り、冬を越します。
「殖芽(しょくが)」とは「新しい個体になるために栄養を蓄えた芽」のことです。
主に水生植物で見られ、ヒルムシロ属、タヌキモ属、ムジナモなどにもあります。
「越冬芽」とも呼ばれます。










