調べたら記録もメモもないので初めてかもしれません。

 なので間違っているのかも心配ですけど、まぁいいや。

 

 

 この形からマンテマって感じはわかりますけど・・・

 「タカネビランジ」です。

 ナデシコ科、マンテマ属の多年草です。

 

 

 そしてなんと日本固有種です。

 南アルプスの特産種としてその業界では有名だったようです。

 でも1987年に白山でも見つかったそうです。

 

 

 南アルプスに多いタカネビランジ(高嶺ビランジ)は紅紫色の花がおおいのですが、この白いのや薄紅色を帯びるものは「シロバナタカネビランジ」というそうです。

 その暮らしている山域によって微妙にデザインに変化があるそうです。

 

 

 ヤマケイの日本の高山植物では、紅紫色のタカネビランジは南アルプスの北部(北岳、農鳥岳・・・)に多く、シロバナタカネビランジは南アルプスの中部~南部に多いそうです。

 さらに、赤石岳には花色が淡く、花びらが深く切れ込み、裂片に細かい鋸歯のあるのが咲くそうです。

 

 

 でももともとのこの母種は「オオビランジ」で、群馬の山、八ヶ岳、南アルプスで暮らしているものです。それが各地の高山帯で変化を遂げたのかも知れません。

 ところで気になるのが「ビランジ」です。 いったいどういう意味?・・・

 調べても答えは見つかりません・・。

 

 

 葉っぱは対生について、披針形です。この葉の縁にはトゲのような突起状の細かい鋸歯があります。

 また、茎にもいろいろ工夫があり、花の付く茎は下向きの細い毛があったり、茎の上部には腺毛もあるそうです。

 

 

 花びらは5つですが、同心円状ではなく、片方に偏ったりしています。

 そして花びらの先が2つに分れます。

 とにもかくにも貴重な高山植物です。